2024.11.10
オープンシェルフの工夫。
オープンシェルフ型のローボードは、シンプルだからこそ、単調にならないようにいろいろな工夫が必要で、このTVボードも、3つの工夫したポイントがあります。 ・水平ラインを整えるために棚板を全て固定式に。 使い勝手を考えると、可動式の方がサイズに合わせて自由に調整できるので便利ですが、オープンシェルフは丸見えなのでいろいろな大きさのモノを収納したときに、棚の高さもランダムだと、全体的に煩雑な印象になる可能性があるんです。 特にTVボードのようなローボードは、水平ラインを整えると全体がキレイに見えるので、多少不便かもしれないけど棚板を固定した方がいいかなって思います。 ・コントラストと奥行き感 フォルムがシンプルな時は、コントラストと奥行きが効果的です。 例えば、外側の板と内側の板の厚みを変えることでコントラストをつけて、板の小口面を揃えずに前後させることで奥行き感を作っています。 ちょっとした工夫ですが、シンプルなデザインに少し深みがでる気がします。 ・足元にアクセント アイランドキッチンなどでもよく使われるディテールですが、台輪を鏡面仕様にすることで床材が写し込まれ、全体が浮いているように見える効果があります。 台輪だけでなく、扉も全て鏡面にしてできるだけ存在感を消す方法もあります。 ただし、鏡面はお掃除も大変なので、台輪など普段あまり手が触れることのない箇所に取り入れるのがおすすめです。 シンプルなデザインだからこそ、細かい工夫次第でいろいろな見せ方ができるので、これからも新たな工夫を探していきたいと思います。