まだまだハードルの高いオーダーキッチン
オーダーキッチンはハードルも金額も高くて、世の中的には、まだまだ遠いイメージなんだろうなって、ときどき感じることがあります。
自分がオーダーキッチンに携わるようになる前は、まさにそんなイメージでした。
その反面、システムキッチンはとっても分かりやすい。
システムキッチンは、カタチや天板、扉、取手の種類、設備機器など、あらかじめ用意された選択肢の中から、好みと予算に合わせて組み合わせていきます。
オーダーキッチン屋のぼくがいうのもすこし変ですが、シムテムキッチンで希望が叶うのなら、システムキッチンで十分良いと思います。
なによりも、完璧にコーディネートされたカタログを眺めているだけで、とてもワクワクした気持ちになります。
車とかオーディオ製品などもそうですが、カタログを隅から隅まで何度も眺めながら、製品が届くまでの待ち遠しい時間が、とても好きです。
オーダーキッチンを検討する2つの理由
オーダーキッチンを検討するとき、主に2つの理由があると思います。
1つ目は、日頃からキッチンにとてもこだわりがあって、自分が理想とする具体的なキッチンのイメージをお持ちの場合。
まさにオーダーキッチンの得意とするところで、素材やレイアウトなどのベースとなる部分から、取手や収納パーツなどの細かいところまで、お客様の理想を叶えるために、とことんこだわることができます。
そしてもうひとつ、もともとシステムキッチンで検討していたんだけど、サイズが合わなかったり、どうしても使ってみたい海外メーカーの設備機器が選べなかったりして、システムキッチンで希望が叶えることが難しい場合。
実は、この2つ目のケースが潜在的にとても多いのではないかと思っています。
ストレスなく妥協できるのであれば、大丈夫なのですが、なんとか希望を叶えたいなぁってお悩みの方は、ぜひオーダーキッチンという選択肢があることを、みんなに知っていただきたいです。
特に国内システムキッチンメーカーの上位グレードで検討されている場合は、大幅に予算を増やすことなく、オーダーキッチンが手に入ります。
キッチンは、置き家具と異なり、一度購入したら、そう簡単に買い換えることが難しいモノです。
だからこそ、後悔しないように、オーダーキッチンをもっと身近に感じてもらえるように、これからも折に触れて、お伝えできればと思います。