すっごく久しぶりに、小説を読みました。
先日、朝11時から納品撮影の予定が、時間を間違えて10時前に現場についてしまい、さぁ1時間どうしようか、ということに。
たまたま最寄駅から近い場所だっため、一旦駅まで戻ってふらふらしていたら、時間潰しには最高な本屋さんが駅ナカビルにあったので、ふらっと立ち寄りました。
いつもなら、ついつい惰性でインテリア雑誌コーナーやビジネス書コーナーを見てしまうのですが、それもなんだかなぁと思って、なんとなく久しぶりに文庫コーナーを覗いて、昔良く読んでいた伊坂幸太郎の新刊を買うことにしました。
ちなみに、ぼく自身読書家とは全く遠い存在で、子供のころ、夏休みの宿題以外でちゃんと本を読んだ記憶がほとんど無く、たぶん大学生になってから初めて(宿題ではなく、楽しみとして)小説を読んだ気がします。ただ、それも自分から手に取った、というより、友人に村上春樹の「ノルウェイの森」をめちゃめちゃお勧めされたのがきっかけ。
そんな偶然のきっかけでしたが、「ノルウェイの森」ですっかり村上春樹ワールドにハマってしまい、当時出版されていた村上春樹作品をあっという間に全て読んでしまうほど、小説を読むのが好きになりました。個人的には、「国境の南、太陽の西」が村上作品で一番のお気に入りです。
村上春樹の次にハマったのが、ミステリー小説で有名な伊坂幸太郎。これもきっかけは当時勤めていた会社の同僚からのお勧めでした。住んでいた逗子から表参道までの長い電車通勤が最高の読書タイムで、おかげでとても楽しく通勤できた気がします。
その後、勤めていた会社を退社して独立するのですが、電車通勤がなくなったことで読書する時間もかなり限られてしまい、また仕事柄全く面白くも何ともないビジネス書的なものを読む必要があったので、以前のように小説を読むことがほとんどなくなってしまいました。
でも、今回ふとしたきっかけで久しぶりに小説を読んでみたら、やっぱり最高に面白いんです。今回も読み始めたら、あっという間に伊坂ワールドに引き込まれて、結局その日深夜遅くまで一気に読み終えてしまいました。
小説の良いところっていろいろあると思いますが、個人的にはとにかく「没頭できること」なのかなって。小説の世界に浸ると、なんだか少しココロに余裕が持てる気がします。
ここ数年、仕事と子育てで余裕が全くなく、いや、それはそれでとても楽しいのですが、なんとなく少しココロに余裕が持てたらいいなぁと思っていたので、これを期に、また時間見つけて小説読んでみようと思います。