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2025年3月

曲線の魅力。 | いろいろ

曲線の魅力。

  「自然界には直線は存在しない。直線は人間に属する。曲線は神に属する。」 アントニ・ガウディの有名な言葉で、よく建築や家具の世界でも度々引用されています。 曲線が入ることで、輪郭線や境界線が曖昧になり、空間にすっと溶けていく。 それが、曲線や曲面の最大の魅力だと思います。 ちなみに、いまはほとんどCADで図面を描くけど、CADで曲線を描くのってすごく感覚がつかみにくいんです。 もちろん、CADを使えば数値入力で簡単に正確な曲線が描けるけど、曲線ならではの身体感覚というか、どうしてもモニター上だとうまくバランスを捉えることが難しい気がします。 それよりも、フリーハンドで紙に鉛筆で描いた曲線の方が、圧倒的に自然で、感覚が掴みやすい。 ぼくが20代の頃アシスタントをしていたデザイン事務所では、デザイナーがフリーハンドで描いた曲線をスキャンしてパソコン上で細かくトレースしていて、その作業がすっごくイヤだったけど、いまではその理由がすごく良くわかる気がします。 手書き時代の建築設計事務所では、建築家の描いたフリーハンドの曲線を所員が定規で細かく測定しながら図面に落とし込んでいたみたいです。 キッチンに、もっと曲線を取り入れた提案をしていけたらいいなって思います。 廣田

制約があるからこそ。 | いろいろ

制約があるからこそ。

近頃、止まるところのない都市部の土地価格の高騰。。 都市部だからこそ、限られた空間の中だからこそ、生まれてくる間取りもあります。   都会ならではな大邸宅。 もちろん憧れますが、自分自身に置き換えると壮大なる大妄想になってしまうので ミニマムで、無駄がない素敵な空間には、より一層主観も相まって間取りをみるのが楽しくなります。   思えばいつもレゴとシルバニアファミリーで間取りばかりつくっていた幼少期。 シルバニアファミリーの家具は私が子供だった当時はまだ木製で、 本棚の小さな框もきっちり組んであったり、 こまやかなミニチュア家具だったなぁと、ふと懐かしくなります。   そして成長ととも新聞に挟まれてくる不動産の間取り図チラシが楽しみになり。 間取り図好きの方、結構いらっしゃるのではないでしょうか?♪   ミニマムな場所、オリジナルな間取りには オーダーキッチンの出番かもしれません。 オーダーには規格のサイズや決まったプランがありませんので、 ご要望を組み込み、唯一なかたちが生まれます。   おおよそ、キッチンは毎日立つところ。 そのキッチンが自分や間取りにピッタリだと、気持ちいい毎日につながると思います。 居場所が気持ちいいってほんとに尊い。   高橋

キッチン+ダイニングテーブル。 | オーダーキッチン

キッチン+ダイニングテーブル。

  アイランドキッチンにダイニングテーブルが一体になったスタイルは、デザイン的にもまとまりやすく、省スペースにもなるため、個人的にとてもおすすめなスタイルです。 ”ダイニングテーブルとキッチンをどのように融合させるか”というのがテーブル一体型キッチンの一番の見せ場で、このキッチンの場合、写真だとわかりづらいのですが、ダークグレーのダイニングテーブルを一部キッチン本体にも延長して、ステンレス天板と同じ長さに合わせています。 たぶん言われないと気づかないぐらい小さな工夫ですが、全体のプロポーションを丁寧に整えると、キッチン全体がとても心地よい雰囲気になるような気がします。 ちなみに、テーブル一体型キッチンの場合、テーブル側にコンロを配置すると、テーブルが油だらけになる可能性があるので要注意です。 ダイニングチェアはジャン・プルーヴェのSTANDARD CHAIRをセレクト。 名作椅子が加わると、キッチン全体の雰囲気がグッと深くなります。 Jean Prouve / STANDARD  

ベンチシートの基本形。 | オーダー家具

ベンチシートの基本形。

  シンプル&カジュアルな造作ベンチシート。 造作ベンチシートの良いところは、部屋のカタチに合わせてスペースを無駄なく目一杯有効活用できることだと思います。 特に都心の狭小住宅では、少しでもスペースを有効活用したいもの。 ちなみに座クッションを取り外すと、台輪の内部が収納として使えます。 日常使いのモノを収納する場合は引出タイプの方がとても便利ですが、ストック的なモノを収納する場合は引出タイプよりもコストパフォーマンスの良い座クッション取り外しタイプがおすすめです。 クッションは全てダブルステッチ仕様。 特にレザー系はダブルステッチにすると細やかなディテールが加わって見た目の印象がとても良くなります。

シンクの可能性。 | オーダーキッチン

シンクの可能性。

これまで、一般的にキッチンの天板(作業面)にはステンレスや人工大理石が多用されてきました。 近頃ではクオーツストーンやセラミックカウンターも主流になっています。   クオーツストーンは約90%が天然鉱物で構成されているので、 天然石の風合いを感じながらも汚れや傷、水に強いなどの特徴があります。 吸水率が極めて低いため、汚れが浸み込まないため、お手入れも簡単です。   セラミックストーンはセラミックだけあり、高温で焼成しているので、耐熱性に長けていて 耐紫外線の影響をうけないため、屋内や屋外を問わず、美しさが変わりません。 このような機能性の高い素材をつかったシンクの新商品発表会に先日、伺いました。   裏側にもステンレスを使わず、クオーツやセラミック材のみの構成で 仕上がっている高い技術力に関心しきりでした。   キッチンが暮らしの真ん中にあるようになった今、 キッチンは機能性だけでなく、よりインテリア性が求められています。   ちょっとしたことですが、天板とシンクを同じ素材にすることで、 より調和のとれた空間が実現できるように思います。   今は圧倒的にステンレスシンクが主流ですが カラーシンクやクオーツシンク、陶器に人工大理石、今回登場したシンクなど、 お選びいただけるシンクの幅が広がっています♪ 高橋  

砧公園にて。 | プライベート

砧公園にて。

  久しぶりに遊びに行った真冬の砧公園での一コマ。 3人仲良くボールを追いかけてるように見えるけど、実は違います。 末っ子が一人でボール遊びをしていたところを長男がいじわるしてボールを奪い取ってドリブルをはじめ、末っ子が「ボール返してぇ!怒」と叫びながら長男を追いかけ、それに便乗してお菓子食べていた次男も慌ててボールを追いかけている画です笑。 自分も3人兄弟だったから、子供たちのわちゃわちゃ姿を見ながら時々自分が子供の頃どうだったかなぁって思い出すんだけど、仲良く遊んでいた記憶はわりと思い出しやすくて、喧嘩してた記憶はあまりよく思い出せないんです。 小学生の頃とかよく喧嘩してた気がするんだけどなぁ。 ふしぎなものです。 4月からは長男が小学6年生、次男が3年生、末っ子長女は1年生になります。 3人とも同じ小学校に通える貴重な一年間。 それにしても、砧公園、いつ遊びに行ってもほんといい公園です! 廣田

ベイシック+アルファ。 | Basisについて

ベイシック+アルファ。

世界的に有名な色見本帳である「PANTONE」。 毎年12月には「パントーン・カラー・オブ・ザ・イヤー」という 翌年のトレンドカラーを発表することでも知られています。 2025年はリッチでコクのある「モカ・ムース」という色だそうです。 それに呼応して、有名メゾンなどは新しいコレクションにモカムース色を使っているようです。   私はベイシックなものが好きなので、年を重ねるごとに流行はそこまで気にしなくなった気がしますが 街のムードといいますか、無意識の中で目に入ってくる情報や空気感に 少しずつ影響を受けているんだろうなぁとも思います。   建築や内装のトレンド、流行りや傾向は当然のことながらありますし、 ふと、1周??...2周!?、テイストが、時代が、廻ってきたなという感覚もあります。   Basisのキッチンや家具でよくご提案するホワイトオーク材。 流行り廃りを感じさせない、ずっとベイシックにお使いいただける樹種だと思います。 ベイシックで存在感があるのに主張しすぎない、そんな樹種を使って 細やかなディテイルをより意識することで、ずっと素敵な佇まいにつながる気がします。   木の木目方向をどのように使うか、どう張り分けるかでも随分印象が変わりますし、 木の目をいかしつつお好みの色に着色することも可能です。   年ごとの流行ではない、ずっとお使いになるものだからこそ、 お客様の雰囲気、お好みに合う樹種やカラーを。 ベイシック、かつ、ずっと続く美しさを意識しながら、Basisではご提案させていただいています。 高橋

コックピットキッチン。 | オーダーキッチン

コックピットキッチン。

  コの字型レイアウトのキッチンは、3方向を作業スペースに囲まれていることから、通称「コックピットキッチン」なんて呼ばれたりもしています。 メイン操縦席である加熱機器を中心に、半径2歩以内でシンクや収納など、すべての機能にアクセスできるので、とても実用的だと思います。 デメリットは、L型キッチンと同様、コーナー部分の使い方が難しいところ。 いかにデッドスペースを無くして、無駄なく使い切れるかは、毎回悩むところです。 このキッチンでは、上段のみ引出仕様とし、中段と下段を全てオープン棚にすることで、普段使うことのない季節モノの調理機器やストックなどを収納する場所にしてみました。 奥に収納したモノを取り出すのは少し大変ですが、デッドスペースをなくしてキッチンの面積分無駄なく収納として使い切れると思うと、なんだかとても得をした気分になれます(笑)。 ちなみに、オープンタイプのキッチンは、スチールパイプなどを組み合わせて製作するケースが多いですが、今回のように天然木の角材で全体を構成すると、家具のような佇まいになるのが、個人的に好きなポイントです。 廣田  

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