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2024年10月

テレンス・コンラン展 | いろいろ

テレンス・コンラン展

  東京ステーションギャラリーで開催中の展覧会「テレンス・コンラン モダンブリテンをデザインする」に行ってきました。 コンランショップは、ぼくがインテリアに興味をもつキッカケになったお店。 1997年。18歳のころ、当時美大に通っていた友人に連れられて初めて新宿のコンランショップに訪れた時の衝撃を、今でもよく覚えています。 なんとなく手に職をつけようと思って建築系の大学に通い始めたものの、授業になかなか興味が持てず、どちらかというと飲食業界の方に興味を持ったり、この先どうしようかなぁと思い始めていた頃だった気がします。もちろん、コンランショップどころか、インテリアショップの存在すら知りませんでした。 大きなスペースにゆったりとレイアウトされたモダンな家具や色とりどりの小物たち、そしてショップスタッフのお兄さんお姉さんたちがとにかくかっこよくて、インテリアのこと良く分からないけど、あっという間にコンランショップの大ファンになりました。 通学が新宿駅を経由することもあって、暇なときはいつも帰宅途中にコンランショップに立ち寄って、コンランの世界観にどっぷり浸って自己満足して帰るのが当時の楽しみに。 家具を買うお金はなかったけれど、どうしてもコンランショップで何か買い物がしたくて、カタログとか文房具など気軽なものを買っていた記憶があります。 コンランショップとの出会いをきっかけにインテリアに興味を持ち始めてから、同じく90年代後半からのインテリアブームの中心的お店となった南青山のIDEEをはじめ、都内のいろいろなインテリアショップをめぐるようになりました。 東京デザイナーズウィークやHAPPENINGなどインテリアシーンを盛り上げるイベントが始まった時期も重なって、今思えばとてもラッキーな時期に学生時代を過ごせたなぁと思います。 いつか本国のコンランショップとレストランにも行ってみたくて、結婚したての頃に駆け足でロンドンの街を巡ったのも良い思い出です。 そういえば、ニューヨークに行った時にディーン&デルーカの本店を訪れたときも感じたのですが、ロンドンのコンランショップも、東京店や丸の内店のイメージより、もっとカジュアルでみんなが普段使いしている感じがします。 すみません。。 だいぶ話が逸れましたが、コンラン展めちゃめちゃいいので、丸の内方面にお出かけの際はぜひ! あと、記念グッズがすごく充実していて、思わずいっぱい買ってしまいました笑 「テレンス・コンラン モダンブリテンをデザインする」 東京ステーションギャラリー https://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/202410_conran.html

毎日の料理が楽しくなるキッチン | オーダーキッチン

毎日の料理が楽しくなるキッチン

  いつもシンプルなデザインのオーダーキッチンやオーダー家具が多いけど、このキッチンは框扉をベースに少しクラシックなテイストが特徴です。取手はお客様がインターネットで見つけたアンティークをセレクト。 ウォールナットの天板とブルーグレーの框扉が相性抜群で、扉がもっと単調な色だったら、この雰囲気は出せなかった気がします。 框の幅や段差のバランス、曲線の取り入れ方など、世の中には様々な框扉のデザインがあって、知れば知るほどとても奥の深い世界です。 また、海外に比べて湿度の高い日本では、キッチンに木天板という選択はかなり難易度が高い。 理由は、ウレタン仕上げならともかく、天然木の質感を生かしたオイル仕上げの場合、石系やステンレスに比べて圧倒的に日常のお手入れが必要だからです。 しかも、木天板は水から小口を守るためにオーバーシンクにするのがセオリーなんだけど、このキッチンはお客様のリクエストであえてオーバーハングしたKOHLER社のアンダーシンクをセレクト。 打合せ段階から、脅すわけではないけど何度もオイルメンテナンスの重要性をご説明し、手間も含めてしっかりご理解いただけたので、納品から9ヶ月経過した撮影時でも、天板がすごくキレイで、ほんと一安心です。 丁寧にオイルメンテナンスされた天板をはじめ、お客様のキッチンに対する深い愛着が伝わってきて、なんだかとても嬉しかったです。   写真:森 政俊

ブラックキッチン

ブラックキッチン。

  意外にも、天板以外全てブラックで統一したキッチンは初めての製作でした。 完成したキッチンを眺めていると、ストイックで隙がなく、思わず背筋が伸びる感じ。 まさに男性が一度は憧れる世界観です。 ブラック色は傷や油汚れが目立ちやすいため、素材選びも慎重に検討する必要があります。 見た目だけならエナメル塗装がおすすめだけど、日々のお手入れや後々生じるかもしれない傷のことを考えると、エナメル塗装を選択するのはかなり躊躇します。 なによりも、納品した時が一番綺麗な状態で、それからだんだん傷などが目立ってくるのは、キッチンメーカーとして本当に寂しいところ。 もちろん、ブラック単色の場合、天然木みたいな経年変化を楽しむことが難しいけど、日常的な汚れや小さな傷を気にせず安心して永くお使いいただけるよう、素材はメラミン化粧板の中でも一番汚れや傷に強いシリーズをセレクトしました。 天板はステンレスのバイブレーションに。 ハンドルや水栓もカラーを合わせて、アクセントではなく、あくまで主役のブラックを引き立たせるためのスパイスに徹しています。 セラミックなどのブラック天板を合わせても抜群にかっこいいけど、このぐらい少し抜け感があった方が個人的にはちょうどいい気がします。 設備機器は冷蔵庫や洗濯機も含めて全てビルトインで統一。 変形コの字型レイアウトならでの無駄の無い作業導線で、まさに都市に住む男のキッチンって感じ。 いやぁ、ほんとうに一切無駄がありません。 正直、ブラックのキッチンはほんとうにに大丈夫かなぁと少し心配しましたが、まったくの杞憂でした。 ブラックキッチン、すごくいいですよ。

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