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AV機器のためのTVボード。 | オーダー家具

AV機器のためのTVボード。

このTVボードは、音楽鑑賞や映画鑑賞が趣味のご主人からのご依頼で、たくさんのAV機器を効率よく収納するために作りました。 とにかくリモコン操作が必要な機器がたくさんあるため、ガラス面を広く取る必要がありますが、扉で細かく区切ってしまうと少し雰囲気を損なってしまうので、5枚扉のうち3枚分を一つにまとめてダウンステー仕様にしています。 収納家具は基本的に、扉の割付数が少ないほどスッキリしてモダンな印象になるため、特にTVボードは幅広の扉に対応できるダウンステー仕様が便利です。 また、天板についているスリットの入った5枚のパネルは、たくさんの機器による放熱を促すとともに、パネルを外せば複雑な配線作業を天板から行うことができるので、機器の交換にも簡単に対応することができます。 実はこのアイデアはご主人から教えていただいたのですが、たくさんの機器どうしを配線することを考えると、扉を開けて奥に手を突っ込んで作業するより、天板側から作業した方がはるかにストレスなくできそうです。

TVボードからリビングボードへ。 | オーダー家具

TVボードからリビングボードへ。

BasisオリジナルTVボードに、別注で内引出しを追加しました。 DVDソフトだけでなく、文房具や書類などリビングで置き場に困ってしまういろいろな小物も効率よく収納したいとのご要望から、右上の引出を浅くして内引出を追加しています。 もともとDVDソフトサイズに合わせた深さの引出しを2つに分割しているため、特に内引出しはとても浅くなりますが、かえってこれぐらいの深さの方が文房具や書類を仕舞うのにとてもちょうど良さそうです。 10年ぐらい前までは、TVボードにCDやらDVDをたくさん収納するケースが多かったけど、今は音楽も映像もネット配信がスタンダードです。 ハードディスク内蔵型TVもどんどん増えているなか、TVボードも「AV機器周辺のために収納」というよりは「リビング全体の収納」が求められるようになって、いつしか呼び名も「TVボード」から「リビングボード」みたいな感じに変わっていくのかもしれません。

シンプルなベンチシート。 | オーダー家具

シンプルなベンチシート。

  シンプルで便利なベンチシートを、住宅のダイニングルームにつくりました。 お客様からは、「子供の友達がたくさん遊びにきてもしっかり座れて食事できるように、ファミレスにあるようなベンチシートが欲しい。」とのリクエスト。 ただ、住宅のダイニングルームにファミレスにあるような足元が箱型のベンチシートを置くと、とてものっぺりした印象になるので、足元はシンプルに厚めの板を下駄のように組むことで、コストを抑えつつなるべく軽やかに見えるようにしてみました。 また、コーナーをアール形状にしているのもポイント。部分的に曲線を使うだけで、ゆったりとした雰囲気になります。それに、直角に比べてコーナーに座りやすくなるのも良いところです。 張地は、汚れに強いビニールレザーをセレクト。ベンチシートの場合、ソファのようにカバーを取り外すことが難しいため、特に小さなお子様がいらっしゃる場合は、ファブリックよりもビニールレザーの方が良いと思います。特に最近は、ファブリックのような質感のビニールレザーがとても増えたので、とても選びやすくなった気がします。

引戸の見せ方。 | オーダー家具

引戸の見せ方。

  ナラ材とマットホワイトのツートーンカラーによる、3枚引戸のキャビネットです。 引戸の良いところは、開き扉と異なり、開けっ放しでも通路の邪魔にならないところ。特にダイニングテーブルの近くに収納が欲しいときは、椅子の邪魔にならずにモノを出し入れしやすいので、引戸タイプのキャビネットがオススメです。 その反面、デメリットというわけでもありませんが、引戸という構造上、戸が前後するので前面がキレイに揃わないのが、少しもどかしいところです。 そこで、今回は「面が揃わない」という弱点を利用して、外枠をさらに前に出しながら傾斜をつけたり、反対に引手は掘り込むなど、うるさく感じられない範囲で全体に凹凸感をつけてみました。 最近はすっかり扉がメインになっていますが、引戸はとても使い勝手が良いので、これからも引戸の可能性を探っていきたいと思います。

子供たちが集うためのローテーブル | オーダー家具

子供たちが集うためのローテーブル

「お子様のお友達が遊びにきた時に、たくさん座れように。」とのオーダーから製作した、2つのパーツの組み合わせによるローテーブルです。 カタチがシンプルな分、インテリアの要素を取り入れながら、ツートーンカラーで少しアクセントをつけてみました。 コの字型は、天然木突板をベースに、フローリングの色に合わせて着色塗装。 L型はTVボードのブラックを基準に、汚れや傷が目立ちにくいようにブラックよりワントーン明るいダークグレー色のメラミン化粧板を採用。傷に強いメラミンなので、お子様がテーブルの上でガシガシおもちゃで遊んでも大丈夫です。 L字に組み合わせてもいいし、横一列で長く使うのもよし。部屋を広く使いたいときは、ぴったり重ねてコンパクトに。 シンプルなデザインなので、積み木のように、いろいろなレイアウトが楽しめると思います。

パズルのようなカウンター収納。 | オーダー家具

パズルのようなカウンター収納。

既製品のシステムキッチンに合わせて製作したカウンター収納です。 見た目ではあまり分かりませんが、今回のように既製品と横並びでつなげる場合は、プラン段階からいろいろと細かい調整が必要で、単体で設置するときの3倍くらい手間がかかるんです。。 キッチン側のオープン棚には普段あまり使わない家電を置いて、その隣の扉にはペットボトルのストック場所に。左側面のオープン棚は子供たちのランドセルや道具など大きめなモノを収納予定。正面のブックスタンドは片面のみ隠し扉にして、内部をストックスペースにしています。 プラン段階から奥様が念入りに収納計画をしていただいたおかげで、収納するモノに合わせてオープン収納とクローズ収納(引出しや扉)を使い分けたり、それぞれの内寸を細かく調整するなど、無駄がなく、とても収納効率の良い家具ができました。

ディテールを大切に。 | オーダー家具

ディテールを大切に。

スキップフロアの段差を利用したブックシェルフです。 スキップフロアの下が吹き抜けになっているため、本が落ちないように少しだけ立ち上がりを設けています。 さらに、小さなお子様が本棚に潜っても大丈夫なように、立ち上がりの幅と同じ桟を2本追加。 吹き抜けの開放感をできるだけ生かしながら、安全にお使いいただけるように考えた結果、このようなカタチになりました。 また、スキップフロアにあがるために、はしごも併せて製作しました。はしごの素材は、コストパフォーマンスの高いナラの集成材を使用。 フィラーと呼ばれる、家具と天井との隙間を埋める化粧部材の幅を生かして、はしごを引っ掛ける仕様です。こうすれば、本を取り出す時に簡単に横にスライドさせることができます。 じつは、今回この部分がプランする上で一番悩んだポイント。 フィラーの幅を大きくとると、はしごが簡単に引っ掛けられる反面、見た目がパリッと締まりません。 反対に、フィラーの幅を小さくとると、ブックシェルフがきれいに見えますが、今度ははしごを引っ掛けるのがとても大変。 こういう時は、スチレンボードで部分的に原寸模型を作り、実際の大きさで検証してみると、ベストサイズがとてもよくわかります。 シンプルなデザインだからこそ、普段気づかないような、細かい部分(ディテール)をしっかりとこだわることを、これからも大切にしていきたいと思います。

異なる素材を組み合わせる。 | オーダー家具

異なる素材を組み合わせる。

キッチンとダイニングをゆるやかに間仕切るようにつくられたカップボードです。 ダイニング側の素材は、インテリアに合わせてナラの節あり突板をセレクト。笠木は当初ステンレスにする計画でしたが、何度かお客様と素材の組み合わせを検討した結果、いろいろな素材が混合するより、素材をまとめてスッキリしましょう、ということで、腰面と同じナラの無垢板を採用しています。 また、コーナーに4mm角の細い無垢材を埋め込むことで、傷つきやすいコーナーをしっかりガード。正面から側面への木目のつながりが途切れてしまうのは少しもったいないけど、長く使うことを考えるとこの方が安心です。 キッチン側は打って変わって、メンテナンス性を重視して、天板と前板ともにグレージュ色のメラミン化粧板で統一しています。 Basisでは単色仕様の場合、主にエナメル塗装かメラミン化粧板のどちらかで作りますが、それぞれ一長一短あり、そのあたりは用途や優先順位をお客様と相談しながら決めていくのが良いかなと思っています。

意味のあるディテール | オーダー家具

意味のあるディテール

Basisが得意としている、ルーバー扉を中心としたシンプルなデザインのTVボード。 中央のルーバー扉は、AV機器へのリモートアクセスや、熱逃げの役割を担うとともに、全体のシンプルなフォルムにちょうどいいアクセントになります。ルーバーは”意匠”と”機能”を兼ね備えたディテールの代表選手みたいな存在で、ぼくはとても好きですが、ほこりが入りやすいという弱点もあるため、そのあたり少し好みが分かれるところかもしれません。 もう一つ、テレビボード全体のフォルムに深みをもたせるために、天板と扉の間に設けた手がけ用の隙間を左右側面にも通しています。 シンプルなフォルムに、一つ一つ意味を持たせたディテールを慎重に足していく。 多すぎるとにぎやかになるし、少なすぎるとおとなしくなってしまう。このさじ加減がとても難しくて、毎回いつも悩みながらプランしています。 シンプルなデザインを、ただのシンプルだけで終わらせないために。 これからもBasisが目指す”深みのあるシンプルなデザイン”を追求し続けていきたいと思います。

素材を生かす。 | オーダー家具

素材を生かす。

ウォーナット無垢材のみを使用して製作したTVボードとオーディオ用オープンシェルフ。 料理のことはあまり詳しくなく、ぼくの個人的なイメージですが、良い食材ほど、素材本来の旨味を生かすために、できるだけシンプルに調理した方が美味しい気がします。 それはきっと、家具も同じ。 天然木無垢材は、素材本来の力強さだけで、最高の表情が生まれるので、他に余計な手を加えずに、カタチはできるだけシンプルにする。 料理から学べることが、他にもたくさんありそうです。

引戸の良さ。 | オーダー家具

引戸の良さ。

TVボードの中心付近、主にAV機器が入る部分の扉は、リモコン操作が行えるようにルーバー仕様やガラス仕様にしたり、赤外線リピーターを組み込んだりしますが、このTVボードでは引戸を採用しています。 引戸の最大のメリットは、開けたままでも通路の邪魔にならないところ。カップボードでも同様ですが、扉のようにすぐに閉める必要がなく、開けたままにできるのは、実際すごく便利なんです。 反対に、デメリットというほどではありませんが、引戸の構造上、正面に必ず凹凸面ができるところは少し好みの別れるところ。 個人的には引戸ならではの趣きが好きなので、これからもいろいろな引戸のバランスを模索していきたいと思います。

こどもたちのための家具。 | オーダー家具

こどもたちのための家具。

お子様たちのために製作したカウンターテーブル。 両端の回転フックにランドセルが引っ掛けれて、足元の邪魔にならないように奥まった場所に教科書や好きな本をしまえて、筆記用具や宝物をしまう引出がたくさんあって。 ここで兄弟仲良く勉強している姿を想像すると、なんだかとても羨ましいです。 我が家にもこんな場所あったらいいな。

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