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Yチェアの張り替え実演 | いろいろ

Yチェアの張り替え実演

数ある名作椅子の中でも、知名度、セールスともにずば抜けているハンスJ.ウェグナーによるCH24、通称Yチェア。 先日、リビングデザインセンターOZONEにて、Yチェアの歴史を学びながら張り替え実演が行われるセミナーに参加してきました。 Yチェアの歴史やコピー製品対策など講義も大変興味深い内容でしたが、後半に催された張り替え実演がとても面白かったので、画像で恐縮ながらダイジェストでご紹介します。 Yチェアの座面に使用されるペーパーコードの種類について紹介されている方が、セミナーの講師でYチェアを日本一早く上手に張り替えると評判の坂本茂さん。 坂本さんはYチェアの製造元であるカールハンセンに永く勤務された後、現在はフリーランスの家具デザイナー兼椅子張り職人としてご活躍されています。 では、さっそく張り始めます。 かなり強いテンションをかけて編んでいます。テンションのかけ方やペーパーコードの本数次第で耐久性が10年くらい変わるそうです。 参考までに一般的な耐用年数は10年〜15年ですが、坂本さんが張り替えると25年ぐらいは保つとのこと。 途中坂本さんの休憩中に、参加者みんなで触らせてもらいました。 坂本さんがカールハンセンに勤務時代、一度ウェグナーの自宅を訪れる機会があったそうですが、その時にカールハンセン社長から「ウェグナーの前では絶対にYチェアという名前を使うな!」と、きつく念を押されたのこと。 ウェグナー自身、CH24というネーミングをとても大切にされていたみたいです。なお、Yチェアという通称以外にも鳥の胸の叉骨(さこつ)に似ていることから、ヨーロッパでは特に「ウィッシュボーンチェア」とも呼ばれています。 コードを編み終えた後、抜け防止も兼ねたカールハンセン社のエンブレムを固定します。ちなみに、製造された年代によってエンブレムが異なるみたいで、坂本さん曰く、コピー製品かどうか見分ける一番の判断方法は、このエンブレムを見ることだそうです。 最後に、座裏に見えていたコードの結び目を全て中に隠して完成 右が使用後約2年、左が今回張り替えた使用後約25年のYチェア。 フレームに使用されているオーク材が、経年変化でとても良い味を出しています。 今回初めて知ったのですが、販売当初はSHが430mmでしたが、販売上の様々な事情で途中からSH450mmに変更になったとのこと。 Yチェアをお持ちの方で今後張り替えを検討される方は、販売店を通さず直接坂本さんに依頼することが可能とのことですので、ご興味ある方は下記のホームページをぜひご覧になってください。 坂本茂さんの椅子張り替え専用ホームページ http://www.papercord.jp

家具もフローリングも、天然木ゆえの「大切な個性」が魅力 | いろいろ

家具もフローリングも、天然木ゆえの「大切な個性」が魅力

ショールームにお越しのお客様から意外とお問い合わせが多いのが、フローリングについて。 ショールームに貼ってあるフローリングはメーカーの廃盤製品の在庫を格安で譲っていただいたものであいにく市場に流通していないのですが、個人的には朝日ウッドテックの「Live Natsural Premium」が一番おすすめ。 フローリングをはじめ、家具や建具など「天然木」を扱うメーカーは、色味や木目の違い、ふしの有無など、天然木ゆえの個体差を「とても大切な個性」としてお客様にご説明することが大切ですが、自分の知る限り、朝日ウッドテックが一番上手に、丁寧に、わかりやすく天然木の特徴を説明されています。 ホームページを見ているだけで、天然木フローリングの世界観に浸ることができます。 なお、「Live Natsural Premium」やベイシスショールームのフローリングは、全て無垢材ではなく、合板の上に2mm〜3mmの挽板と呼ばれる薄い無垢材を貼った「複合フローリング」と呼ばれる製品で、全て無垢材の製品に比べて湿度の変化によって生じる、いわゆる「あばれ」が起きにくい利点があります。この「あばれ」が本当にやっかいで、ネット通販で安く流通している無垢材フローリングは、コストを落とすためにしっかりと乾燥されていない製品も混ざっている可能性があるため、安価だからと安易に購入するのは要注意。 複合フローリングの弱点としては、無垢材の厚みが2〜3mmなので、とんがったものをテーブルから真っ逆さまに落としたり、欧米みたいにピンヒールで室内を歩いていたらあっという間に傷だらけになってしまいます。。が、幸い日本は靴脱ぎの文化なので、挽板でも十分耐久性に問題ないと思います。 それにしても、朝日ウッドテックのホームページは何回訪れても勉強になります。 ベイシスも朝日ウッドテックのように、もっと上手に、丁寧に、わかりやすく天然木の魅力を伝えていけるように頑張ります。 朝日ウッドテック / ライブナチュラルプレミアムホームページ https://www.woodtec.co.jp/products/lineup/flooring/livenaturalpremium/    

“センス”とは | いろいろ

"センス"とは

  見た瞬間に心を奪われたキャビネットでした。   昨年末にお客様からのご紹介で訪れた、竹芝にあるギャラリー"Gallery 916" 古い倉庫を生かしたモノトーンの大空間に、ぽつんと置かれた大きなスチール製のキャビネット。 通常のキャビネットに比べて奥行きがとても深いのは、おそらくアート作品を保管するためでしょう。 インセットの引き出しとシルバーのハンドルで構成されたシンプルなフォルムだからこそ、深い独特なブルーがダイレクトに伝わってきます。 空間と家具が見事に調和すると、もうなにも飾る必要がありません。 これが”センス”というものなのかなって。 それとも自分の"好み"なのか。 まだ自分には"センス"と"好み"の区別がうまくつかないけど、とても素晴らしい体験ができました。 ... センスは生まれ持ったものではなく、自分で磨き続けるものだと信じています。   本年もベイシスをどうぞよろしくお願いいたします。

引出レールいろいろ | いろいろ

引出レールいろいろ

カップボードやTVボードの収納方法として便利な引出し。奥に収納したモノが簡単に取り出せるので、特に奥行きのあるキッチンなどでは引出しが大活躍します。 そんな引出しですが、使用するレールの種類によって使い心地や見た目、更にコストまで大きく変わるので、レール選びがとても重要なんです。このレールの重要性って意外と知られていない気がします。 そこで、今回は当社で主に使用しているレールを3タイプご紹介します。 1.底引きタイプ 主なメーカー名:ブルム(オーストリア) 底引きレールの一番の長所は、引出しを開けたときにレールが一切見えないところ。 たったそれだけの事ですが、レールが見えるのと見えないのでは、家具の雰囲気が大きく変わります。 特にヨーロッパのハイエンド家具やキッチンなどに重用されているブルム社のブルモーションレールは、他社に比べてとても動きが滑らかで、また長期使用における調整のし易さなど、とにかく優秀!それゆえに、価格が他社のレールに比べて高いのが難点です。 それでも、価格以上の価値がいっぱいあるので、当社ではブルムのブルモーションレールを標準仕様としています。   2.横引きタイプ 主なメーカー:スガツネ(日本)、HAFELE(ドイツ) 日本で販売されている収納家具で一番重用されているのが、この横引きレールです。 引出しの側面に取り付けるので、引出しを開けた時に見えてしまうのが難点ですが、安定性があり、底引きレールに比べて価格がとても安価なので、ワードローブなどプライベートルームに設置する収納家具でコストを抑えたい場合にとてもオススメです。   3.吊桟タイプ 極端に浅い引出しなど、金物レールが使用できない場合に採用するのが、この吊桟タイプです。 本体側に木桟を取り付け、木桟サイズに合わせて引出しの側板を彫り込むことで、桟に沿って引出しの出し入れをします。個人的には横引きレールより見た目が好きですが、金物レールに比べて吊桟タイプは耐荷重や開閉の滑らかさに劣るため、文具など小物を収納する場合にピンポイントで採用しています。

海外メーカーの色使い | いろいろ

海外メーカーの色使い

オーダーソファの張地としてよく使うドイツ/JAB社の新作生地発表会にて。 2017年秋冬も引き続き、写真のようなジオメトリック柄(ソファやクッション)やボタニカル柄(後ろのカーテン)がトレンドとの事です。 ホームユースというよりは、どちらかというとホテルのようなコントラクト向きかもしれません。 今回一番気になった生地のSAMシリーズ。 写真だと良く分かりにくいのですが、絶妙な配色でホントにキレイでした。 ファブリックに限らず様々なプロダクトについて、海外メーカーは日本のメーカーに比べて色彩感覚がずば抜けて上手な気がします。 それはたぶん個性や教育だけではなく、生まれ育った環境が大きく影響していると思います。 商品名をメモするの忘れてしまいましたが、中央付近の生地も印象に残った一つです。 数色の糸を織り交ぜた生地は良くあるのですが、この生地は特に配色のバランスが素晴らしかったです。 ほど良く個性的で、とてもソファ映えする生地だと思います。 ラグの配色サンプル。本当に色がキレイです。 このような中間色って表現がとても難しいと思います。 自分がメーカーに勤めていた頃は、ラグといえば毛足の長いシャギータイプが主流でしたが、現在は毛足の短いタイプがとても人気があるとの事です。 仕事関係者だけでなく、一般の方もショールームにて生地をご覧いただけますので、もしご興味のある方はぜひ一度足を運んでみてください。 ナショナルインテリア http://www.nt-interior.com

節有りのウォールナット突板 | いろいろ

節有りのウォールナット突板

先週、旭川に出張した際、突板メーカーにも行ってきたのですが、その際新商品としてご紹介頂いた節有りのウォールナット突板です。 節有りのナラ突板はすでに何度か使ったことがあるのですが(サンプルを立てかけているTVボードも節有りナラです)、ウォールナットは初めて見ました。 突板メーカーの社長いわく、ナラに比べてウォールナットの方が節が抜けやすく、また流通量も未だ少ないので、とても手間と時間がかかり、ようやく商品化にこぎつけたとのことです。 いや〜、節有りウォールナット突板、本当に素晴らしい! サンプルは無塗装なので、一般的なウォールナットのイメージより色が薄いですが、それでもかなりの存在感で、個人的に大好きです。これにオイルやウレタンクリアを施すことで、いわいる濡れ色になって濃茶のウォールナット突板になります。 ちなみに、最近いろいろな製品で「ラスティック」という表現を見かけますが、木工の場合は、節有りの突板や無垢材を使用した製品のことを指しています。 ここ数年、木工家具ではウォールナットがとても人気がありますが、もっと存在感が欲しいお客様には、この節有りウォールナットがとてもおすすめです。  

LIVE OFFICE | いろいろ

LIVE OFFICE

ドイツの世界的家具メーカーのVitra社をはじめ、世界中のトップブランドを取り扱うインターオフィスがこの春に新たにオフィスを移転し、先日オープニングレセプションに行ってきました。 インターオフィスといえば、自分が学生の頃、原宿のキャットストリートに建築家の妹島和世氏が設計したhhstyle.comというインテリアショップをオープンして、当時ものすごく話題になったんです。ちょうどその頃は、インテリア雑誌のCasaBrutusが季刊誌から月刊誌に変わったり、イームズが空前の大ブームで目黒通りの家具ショップエリアがとても活気があったり、関西ではクラフト系家具メーカーのTruckとgrafが注目されはじめ、学生だった自分にはとても刺激的な時代でした。あとはカフェもすごく流行っていたなぁ。。駒沢のバワリーキッチン、中目黒のオーガニックカフェ、渋谷のアプレミディ。。 あの頃から比べると、今はずいぶんエンドユーザー向けの家具メーカーが少なくなった気がします。 だいぶ話が逸れましたが、インターオフィスの新しいオフィスは、ショールームスペースとワークスペースが一体になっていて、なるほど、これが”ライブオフィス”なんですねって感じで、とても気持ちの良い空間でした。こんな素敵なオフィスで仕事ができる皆様がとても羨ましいです。 ちなみにベイシスでもインターオフィス製品の取扱ができますので、特に椅子をお探しの際はぜひご相談ください。 ショールームエリア。ガラス越しの右側がワークスペース。 バルセロナチェアで有名なアメリカのKnoll社も今年からインターオフィスが総代理店になりました。

オススメの設備機器

オーダーキッチンの特徴の一つである、自由な設備機器の組み合わせ。 国内メーカー、海外メーカー含めてカテゴリーごとにおすすめの設備機器をご紹介します。 (2017年9月現在) <ビルトインコンロ> Rinnai/DELICIA GRiLLER http://rinnai.jp/products/kitchen/gas_conro_delicia/gc_griller/griller_point 魚焼きグリル付コンロでは、現在のところ一番デザインが良いと思います。 NORITZ/S-Blink+do http://www.noritz.co.jp/product/kitchen01/builtin/plusdo.html 火力を求める方はこちら!昔ながらの無骨なデザインもファンが多いです。 Rinnai/ドロップインシリーズ http://rinnai.jp/products/kitchen/gas_conro/gc_dropin/gc_dropin_lineup 魚焼きグリルがなく、とてもシンプルなデザインが人気。同じデザインでドイツのAEGからもOEM商品として販売されています。 <IHクッキングヒーター> Panasonic/Wシリーズ http://sumai.panasonic.jp/ihcook/lineup/function/function_w.html 鉄、ステンレス以外も調理可能なオールメタル仕様。 AEG/AHI735CA http://www.aeg-jp.com/Products/Cooking/IHクッキングヒーター/3口-IHクッキングヒーター/AHI735CA/ 魚焼きグリルが必要ない方は、海外メーカーのIHがオススメ。特にこれはお値段的にお手頃でデザインがとてもスッキリしています。 Teka/IRS 933.2 HS http://www.major.co.jp/teka/products/ih/irs933_2hs/index.htm Panasonicキッチンで有名な3連横並びIH。Panasonic製3連IHはシステムキッチン専用のため選べないので、こちらの製品がおすすめ。 <食器洗浄機> Mille/G6620 SCi https://www.miele.co.jp/domestic/dishwashers-2510.htm?mat=10509140&name=G_6620_SCi_JP 食器洗浄器といえばミーレ。エントリーモデルでも十分高性能です。 Panasonic/K7シリーズ http://sumai.panasonic.jp/dishwasher/k7series/ 乾燥機能が欲しい方はこちらがおすすめ。操作パネルが扉上部にあるので、見た目もスッキリ収まります。 <水栓器具> グローエ/MINTA http://www.grohe.co.jp/item/products/series.php?maker_id=52&category_id=32 シンプルなデザイン、お手頃な価格で製品としてのバランスがとてもいいと思います。 クリンスイ/F914 http://cleansui.com/shop/g/gF914/ 浄水機能も付いた複合水栓では圧倒的な人気の製品です。 <レンジフード> ARIAFINA/フェデリカシリーズ http://www.ariafina.jp/federica/ レンジフードにこだわりたい方にオススメ。イタリアブランドですが、生産は日本の富士工業が請け負っているので、デザインだけでなく品質も優れています。 Arietta/バルケッタシリーズ http://www.ariafina.jp/product/list.php?series_id=29 ARIAFINAの姉妹ブランド。オープンキッチンでレンジフードのコストを抑えたい場合に。 <ビルトインオーブン> AEG/BP831460MM http://www.aeg-jp.com/Products/Cooking/電気オーブン/BP831460MM/ カップボードにオーブンをビルトインしたい場合はこちらがオススメ。コストパフォーマンスの高い製品です。

オーダー家具の中で一番難易度の高いオーダーチェア | いろいろ

オーダー家具の中で一番難易度の高いオーダーチェア

オーダー家具の中で一番難易度の高いオーダーチェア。 オーダーチェアは個人宅用というよりレストランなどで使う商業用に向けて製作することがほとんどです。個人的な感覚として、プランするときに注意するポイントは次の3点です。 1.サイズ 椅子の場合、デザインと共に全体のサイズ感がとても重要になります。特に最近は海外のお客様が増えているため、従来よりも座面の幅にゆとりをもたせるケースが増えています。 なお、座面の高さは、合わせるテーブルやカウンターの高さを基準に設定します。一般的な目安としてテーブル高さから座面高さを引いた差尺は28cmが基準です。 2.ハーフアーム アームチェアの場合、従来のような座面の前までアームが伸びているフルアームタイプだとホールド感がある反面、立席しようとするとアームを避けるために椅子を全部引き切る必要があります。その点、ハーフアームであれば椅子を全部引ききらずに立席できるので便利です。 3.ポーチ置き場 よくリクエストをいただくのが、女性が使う化粧ポーチなどを座面の後ろに置けるようにして欲しいという点です。特に背もたれが木製の場合、座面の後ろが空洞にならないように貫と呼ばれる部材が一本あるだけでもポーチが落下しずらくなります。 なお、オーダーチェアの場合製作する台数によって1台あたりの単価が大きく異なるのも特徴です。その理由はテーブルなど他の木工製品に比べて一つ一つの部材の加工が複雑で、一脚の椅子を製作するための労力がとても多い反面、一度形を作ってしまえばジグと呼ばれる加工用の型定規ができるため、量産が比較的し易くなるからです。おおよその目安として、オーダーチェアを一般的な市場価格に近づけるためには最低20脚ぐらいの発注が必要です。また、デザインにも寄りますが1脚単品で製作する場合、20脚製作での単価のおよそ2倍程度掛かります。 このようにご家庭で使用するためのオーダーチェアは少しハードルが高くなりますが、既製品の中からどうしても好みのデザインやサイズの椅子が見つからない場合は、オーダーチェアをご検討いただければ幸いです。

海外キッチンメーカーについて | いろいろ

海外キッチンメーカーについて

こんばんは。ベイシスの廣田です。 いかがお過ごしでしょうか? 先日、家具金物メーカー主催による海外キッチンのトレンドに関するセミナーに参加してきましたが、普段あまり目にする機会の少ない海外キッチンメーカーの歴史やトレンドの変遷について知る事ができ、とても収穫大でした。 オーダーキッチンをプランするにあたり、これまではシンプルで飽きのこない、空間に溶け込むようなデザインを大切にしていて、トレンドを意識することはほとんどありませんでした。だからといってトレンドに無関心でいるのはちょっと残念な気がして、今回のセミナーを通じてこれからはトレンドの中からいずれスタンダードになりそうな要素をうまく取り入れて、バランス良くプランできるように心がけていきたいと思います。 参考までに、セミナーで取り上げられた海外メーカーの中から代表的なメーカーをいくつかご紹介させて頂きます。 1.POGGENPOHL(ポーゲンポール/ドイツ) http://www.poggenpohl.com/en/find-a-studio/japan/poggenpohl-tokyo/ おそらく日本で一番有名な海外キッチンメーカーで、1892年創業ですから120年以上の歴史があります。システムキッチンの先駆けメーカーで、新作が発表されるたびに注目されています。以前はアクタスで取り扱いがありましたが、現在は西麻布に自社のショールームを設けて、そちらでも製品をみることができます。 2.SieMatic(ジーマティック/ドイツ) https://www.siematic-japan.com 1929年創業のジーマティックもポーゲンポールと同じくらい日本で馴染みがあります。デザインもさることながら、世界で初めて設備機器をビルトインしたり、ソフトクローズの引出などを開発するなど、テクニカルな面でも今日のキッチンにとても影響しています。 3.bulthaup(ブルトハウプ/ドイツ) https://bulthaup.com/en-jp/ 1949年創業のハイエンドキッチンメーカー。上記2社に比べて機能性やクラフトマンシップを活かしたものづくりが特徴で、扉の丁番金物からハンドルまで全てのパーツを自社で開発している唯一のキッチンメーカーです。 4.SNAIDERO(スナイデロ/イタリア) http://www.snaidero.it 1946年創業で、前身は家具メーカー。プロダクトデザイナーや建築家と組んだ斬新なデザインのキッチンが特徴で、特にカーデザイナーのピリンファリンーナによる曲線を生かしたキッチンが有名です。 5.Valcucine(バルクッチーナ/イタリア) http://www.valcucine.com 1980年創業で比較的新しいキッチンメーカー。100%リサイクル可能なガラスとアルミを使ったキッチンやIotなど最新のテクノロジーを積極的に取り入れるなど、とても革新的なものづくりが特徴です。

オーダーテーブルの脚は椅子との組み合わせを考えるのがポイント | いろいろ

オーダーテーブルの脚は椅子との組み合わせを考えるのがポイント

オーダーテーブルの脚について。 椅子の収納数やテーブルの使い勝手という面から、テーブル脚のおおまかな種類をご紹介します。   コーナータイプ 一番馴染みのある、天板の四隅に脚があるコーナータイプ。構造的にも安定感があり、また天板に対して無駄なスペースがないため、特に幅が160cm以下の天板にはコーナータイプがおすすめです。なお、強度を確保するために天板の裏側に幕板と呼ばれる長方形の板材をつける場合がありますが、アームチェアを合わせる場合はアームが幕板に当たらないか注意が必要です。   セットバックタイプ 天板に対して脚が内側に入っているタイプ。コーナーに脚がないため、お誕生日席を左右2つずつにするなど大人数でテーブルを囲むことが可能です。特に来客が多いお家に特におすすめです。ただし、天板の幅が小さいと脚どうしの間隔が狭くなりすぎてしまうので要注意。個人的には幅180cm以上は欲しいところです。   一本脚タイプ 丸天板であれば一本脚タイプもおすすめです。天板に対して脚が邪魔にならないので椅子をぎゅうぎゅうに詰めて座ることも可能です。弱点は、強度の関係で天板のサイズが限定されること。だいたい直径120cmぐらいまでのイメージです。 なお、素材に関しては木製もしくは金物製のどちらかがほとんどですが、金物製だと材料の歩留まりの都合や形状によっては金型が必要になるため、単品で製作するとかなりコストが高くなってしまいます。そのため、オーダーテーブルの場合は木製脚をおすすめしています。 ダイニングテーブルは市場に既製品がとても充実していて、なかなかオーダー家具としてダイニングテーブルを検討することが少ないと思いますが、市場にあまり流通していない大きなサイズや、熱いものを置けるように天板にステンレスやタイルを埋め込んだりするなど付加機能を取り入れたい場合などは、ぜひオーダーテーブルをご検討ください。  

旭川デザインセンターに行ってきました! | いろいろ

旭川デザインセンターに行ってきました!

先日旭川の工場に行った際、この春に新しく生まれ変わった旭川デザインセンターに連れていって頂きました。ここは家具の街旭川を代表する場所で、地場で活動しているメーカー30社あまりの製品が一同に展示されて一般のお客様が直接購入できるほか、デザインイベントなどが催されています。 リニューアル前の写真がないのですが、見違えるほど綺麗になっててびっくりです! 螺旋階段がデンマークにある有名なSASホテルみたいでインパクト大です! IFDAとは「国際家具旭川デザインフェア」の略で3年に一度国際的な家具デザインのコンペが開催され、入選作が商品化されていきます。世界中から応募があって、とてもハイレベルな家具コンペとして有名です。 過去の大賞作品がずらり。中でも右奥の鳥の羽根みたいな大きな椅子がとても有名。 椅子以外の大賞たち。どちらも本当に良くデザインされていてとても勉強になります。 今年の入選作品。一番手前の椅子が大賞です。デザインもさることながら製作した工場もすごい技術です。 館内は黒のカーペットに各ブースが白い壁で区切られていて、とても回遊しやすくなっています。 木製の滑り台。なんとも贅沢な一品です! アプローチに植えられているナラの木。お恥ずかしながら初めて見ました。 梅雨真っ只中の東京に比べて、リゾート地みたいに快適な気候の旭川。 旅行に行くなら今の時期がとてもおすすめです!  

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