投稿日:2025.03.02
コックピットキッチン。
コの字型レイアウトのキッチンは、3方向を作業スペースに囲まれていることから、通称「コックピットキッチン」なんて呼ばれたりもしています。
メイン操縦席である加熱機器を中心に、半径2歩以内でシンクや収納など、すべての機能にアクセスできるので、とても実用的だと思います。
デメリットは、L型キッチンと同様、コーナー部分の使い方が難しいところ。
いかにデッドスペースを無くして、無駄なく使い切れるかは、毎回悩むところです。
このキッチンでは、上段のみ引出仕様とし、中段と下段を全てオープン棚にすることで、普段使うことのない季節モノの調理機器やストックなどを収納する場所にしてみました。
奥に収納したモノを取り出すのは少し大変ですが、デッドスペースをなくしてキッチンの面積分無駄なく収納として使い切れると思うと、なんだかとても得をした気分になれます(笑)。
ちなみに、オープンタイプのキッチンは、スチールパイプなどを組み合わせて製作するケースが多いですが、今回のように天然木の角材で全体を構成すると、家具のような佇まいになるのが、個人的に好きなポイントです。
廣田