投稿日:2023.02.05
家具のようなフルオーダーキッチン。
いつも当社のフルオーダーキッチンを製作していただいている旭川の特注家具製作工場様から、自社のオリジナルキッチンをつくりたいとのご相談から生まれたキッチンです。
いつもはお客様のお好みやご要望に合わせてオーダーキッチンをプランしていますが、今回はショールームに展示するのが目的なので、いつもと少し趣向を変えてみました。
基本的なコンセプトは、「家具のようなフルオーダーキッチン」。
天板は、木工所ならではの無垢天板。
オイル塗装は定期的なメンテナンスが必要ですが、オイルメンテナンスを重ねるたびに無垢材ならでは色味が深まり、また撥水加工も高まるため、永く使うほどとても愛着が湧いてくると思います。
また、天板の厚みは見えがかり部分だけ薄く加工して12mmに設定。
12mmはキッチンでよく使用される石系天板の平均的な厚みなので、ショールームでお客様にご提案する際に、お好みに合わせて天板素材を変えても全体のバランスが変わらないようにしています。
もうひとつ、木工所ならではの加工技術を生かしてプランに取り入れたのが、サイドパネルのコーナーを丸くすることです。
少し手間のかかる加工ですが、逆をかえせばシステムキッチンではなかなか表現が難しい部分。
天板と一緒に角を大きく丸くすることで、全体の印象がぐっと深まります。
なお、画像では分かりにくですが、手前側の上段は全て引出仕様になっています。
扉収納にするプランが一般的ですが、上段を引出仕様にすることで、常備薬やちょっとした小物など、意外と収納場所に困るモノがキッチンに納まったら便利だなって思います。