投稿日:2019.06.29
見た目の美しさ、機能性。
BasisのオーダーTVボードは、基本的にルーバー扉を中心にデザインしています。
ルーバーとは、細長い部材を縦方向や横方向に平行に並べたもの呼び名で、家具をはじめ、建築全般で良く使われています。
住宅だと、よくバルコニーのフェンスやエアコンを隠すパネルで目にすることが多いと思います。
それで、このルーバーは見た目の美しさと機能性を兼ね備えた、とても優れものなんですね。
細長い部材が規則的に並ぶ姿は、どことなく繊細で、日本的な美意識を感じます。
また、視線をほどよく遮ながら通気性も確保できるので、熱を発するAV機器を収納するTVボードの扉にもってこいなのです。
ただ、ルーバー扉には弱点もありまして、ルーバーが苦手な方が一番気になるのは、おそらく扉の中にホコリが入ることだと思います。
たしかに、ガラスなどで閉じている扉に比べたら、ホコリは入ってきます。
とはいっても、経験上、フルオープンほどこまめな掃除が必要ってほどではありません。
週に1回、さっと乾拭きする程度で十分キレイになります。
また、TVボードだけでなく、例えば湿気のたまりやすい洗面カウンターの扉にも、ルーバー扉はとてもオススメです。
*以前製作したことがあるのですが、うっかり写真を撮るのを忘れてしまいました。。
ルーバーをはじめ、「見た目の美しさ」と「機能性」を兼ね備えたデザインは、とても理に適っていて、おそらく流行り廃りの激しい世界からとても遠く離れた、とても静かで穏やかな世界にあると思います。
ぼくたちがデザインする家具やキッチンも、そんな世界の住人になれるよう、これからも努力していきます。