投稿日:2020.11.14
異なる素材を組み合わせる。
キッチンとダイニングをゆるやかに間仕切るようにつくられたカップボードです。
ダイニング側の素材は、インテリアに合わせてナラの節あり突板をセレクト。
笠木は当初ステンレスにする計画でしたが、何度かお客様と素材の組み合わせを検討した結果、いろいろな素材が混合するより、素材をまとめてスッキリしましょう、ということで、腰面と同じナラの無垢板を採用しています。
また、コーナーに4mm角の細い無垢材を埋め込むことで、傷つきやすいコーナーをしっかりガード。
正面から側面への木目のつながりが途切れてしまうのは少しもったいないけど、長く使うことを考えるとこの方が安心です。
キッチン側は打って変わって、メンテナンス性を重視して、天板と前板ともにグレージュ色のメラミン化粧板で統一しています。
Basisでは単色仕様の場合、主にエナメル塗装かメラミン化粧板のどちらかで作りますが、それぞれ一長一短あり、そのあたりは用途や優先順位をお客様と相談しながら決めていくのが良いかなと思っています。