投稿日:2022.06.19
〜風な家具。
角材などを等列に並べてつくる扉のことを一般的に「ルーバー扉」と呼びますが、このキャビネットは扉の内部が完全に見えないように板どうしを重ね合わせています。
視覚を遮ながら空気を通すので、湿気の多い東南アジアのリゾートホテルでもよく使われています。
いわいる「リゾート風」っていうデザインの空間によく採用されている扉ですね。
ただ、リゾート風だけでとまってしまうと少し物足りないので、天板の厚みをできるだけ薄く見せるような繊細なディテールを加えて、全体のバランスをとってみました。
この一工夫が、永く飽きのこないデザインの家具をつくる大切なポイントなのかなって、なんとなく思っています。