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ディテールを大切に。 | オーダー家具

ディテールを大切に。

スキップフロアの段差を利用したブックシェルフです。 スキップフロアの下が吹き抜けになっているため、本が落ちないように少しだけ立ち上がりを設けています。 さらに、小さなお子様が本棚に潜っても大丈夫なように、立ち上がりの幅と同じ桟を2本追加。 吹き抜けの開放感をできるだけ生かしながら、安全にお使いいただけるように考えた結果、このようなカタチになりました。 また、スキップフロアにあがるために、はしごも併せて製作しました。はしごの素材は、コストパフォーマンスの高いナラの集成材を使用。 フィラーと呼ばれる、家具と天井との隙間を埋める化粧部材の幅を生かして、はしごを引っ掛ける仕様です。こうすれば、本を取り出す時に簡単に横にスライドさせることができます。 じつは、今回この部分がプランする上で一番悩んだポイント。 フィラーの幅を大きくとると、はしごが簡単に引っ掛けられる反面、見た目がパリッと締まりません。 反対に、フィラーの幅を小さくとると、ブックシェルフがきれいに見えますが、今度ははしごを引っ掛けるのがとても大変。 こういう時は、スチレンボードで部分的に原寸模型を作り、実際の大きさで検証してみると、ベストサイズがとてもよくわかります。 シンプルなデザインだからこそ、普段気づかないような、細かい部分(ディテール)をしっかりとこだわることを、これからも大切にしていきたいと思います。

オーダーキッチン、という選択肢 | オーダーキッチン

オーダーキッチン、という選択肢

まだまだハードルの高いオーダーキッチン オーダーキッチンはハードルも金額も高くて、世の中的には、まだまだ遠いイメージなんだろうなって、ときどき感じることがあります。 自分がオーダーキッチンに携わるようになる前は、まさにそんなイメージでした。 その反面、システムキッチンはとっても分かりやすい。 システムキッチンは、カタチや天板、扉、取手の種類、設備機器など、あらかじめ用意された選択肢の中から、好みと予算に合わせて組み合わせていきます。 オーダーキッチン屋のぼくがいうのもすこし変ですが、シムテムキッチンで希望が叶うのなら、システムキッチンで十分良いと思います。 なによりも、完璧にコーディネートされたカタログを眺めているだけで、とてもワクワクした気持ちになります。 車とかオーディオ製品などもそうですが、カタログを隅から隅まで何度も眺めながら、製品が届くまでの待ち遠しい時間が、とても好きです。 オーダーキッチンを検討する2つの理由 オーダーキッチンを検討するとき、主に2つの理由があると思います。 1つ目は、日頃からキッチンにとてもこだわりがあって、自分が理想とする具体的なキッチンのイメージをお持ちの場合。 まさにオーダーキッチンの得意とするところで、素材やレイアウトなどのベースとなる部分から、取手や収納パーツなどの細かいところまで、お客様の理想を叶えるために、とことんこだわることができます。 そしてもうひとつ、もともとシステムキッチンで検討していたんだけど、サイズが合わなかったり、どうしても使ってみたい海外メーカーの設備機器が選べなかったりして、システムキッチンで希望が叶えることが難しい場合。 実は、この2つ目のケースが潜在的にとても多いのではないかと思っています。 ストレスなく妥協できるのであれば、大丈夫なのですが、なんとか希望を叶えたいなぁってお悩みの方は、ぜひオーダーキッチンという選択肢があることを、みんなに知っていただきたいです。 特に国内システムキッチンメーカーの上位グレードで検討されている場合は、大幅に予算を増やすことなく、オーダーキッチンが手に入ります。 キッチンは、置き家具と異なり、一度購入したら、そう簡単に買い換えることが難しいモノです。 だからこそ、後悔しないように、オーダーキッチンをもっと身近に感じてもらえるように、これからも折に触れて、お伝えできればと思います。

異なる素材を組み合わせる。 | オーダー家具

異なる素材を組み合わせる。

キッチンとダイニングをゆるやかに間仕切るようにつくられたカップボードです。 ダイニング側の素材は、インテリアに合わせてナラの節あり突板をセレクト。笠木は当初ステンレスにする計画でしたが、何度かお客様と素材の組み合わせを検討した結果、いろいろな素材が混合するより、素材をまとめてスッキリしましょう、ということで、腰面と同じナラの無垢板を採用しています。 また、コーナーに4mm角の細い無垢材を埋め込むことで、傷つきやすいコーナーをしっかりガード。正面から側面への木目のつながりが途切れてしまうのは少しもったいないけど、長く使うことを考えるとこの方が安心です。 キッチン側は打って変わって、メンテナンス性を重視して、天板と前板ともにグレージュ色のメラミン化粧板で統一しています。 Basisでは単色仕様の場合、主にエナメル塗装かメラミン化粧板のどちらかで作りますが、それぞれ一長一短あり、そのあたりは用途や優先順位をお客様と相談しながら決めていくのが良いかなと思っています。

骨折しました。 | プライベート

骨折しました。

先日、長男がふとしたきっかけで自転車から転倒して、肘を骨折してしまいました。しかも、よりによって利き腕を。。 小学一年生で骨折経験は早すぎでしょ、、と思いながらも、当の本人はケロッとしながら公園で走り回ったり、いつもと変わらず兄弟喧嘩しているところを見ていると、なんだかこどものメンタルというか、適応力ってすごいなぁって感心してしまいます。 ちなみに、しばらく遠出ができなくなったので、長男に「肘が治ったら、どこに行きたい?」と聞いてみたら、「温泉に入ってゆっくりしたい。」とおじいちゃんみたいなことを言っているので、ギブスが取れる予定の年明け以降、久しぶりにゆっくり温泉に行こうと思います。

意味のあるディテール | オーダー家具

意味のあるディテール

Basisが得意としている、ルーバー扉を中心としたシンプルなデザインのTVボード。 中央のルーバー扉は、AV機器へのリモートアクセスや、熱逃げの役割を担うとともに、全体のシンプルなフォルムにちょうどいいアクセントになります。ルーバーは”意匠”と”機能”を兼ね備えたディテールの代表選手みたいな存在で、ぼくはとても好きですが、ほこりが入りやすいという弱点もあるため、そのあたり少し好みが分かれるところかもしれません。 もう一つ、テレビボード全体のフォルムに深みをもたせるために、天板と扉の間に設けた手がけ用の隙間を左右側面にも通しています。 シンプルなフォルムに、一つ一つ意味を持たせたディテールを慎重に足していく。 多すぎるとにぎやかになるし、少なすぎるとおとなしくなってしまう。このさじ加減がとても難しくて、毎回いつも悩みながらプランしています。 シンプルなデザインを、ただのシンプルだけで終わらせないために。 これからもBasisが目指す”深みのあるシンプルなデザイン”を追求し続けていきたいと思います。

ストリートファニチャー。 | いろいろ

ストリートファニチャー。

渋谷の宮下公園が新しく生まれ変わった"RAYARD MIYASHITA PARK"のストリートファニチャーたち。 室内用の家具と異なり、真夏の炎天下の日差しや台風の大雨にもさらされ、また小さなこどもからお年寄りまでいろいろな人がいろいろな使い方をするため、ストリートファニチャーは何よりもまず耐久性が求められます。 そのうえで、つくり手は常に新しい素材の組み合わせや斬新なカタチの追求をされていて、ストリートファニチャーを見るたびに、いつもいろいろなことを教えてもらえます。

オンライン相談はじめました。 | お知らせ

オンライン相談はじめました。

オンライン相談はじめました。 オンライン会議って、特に専業主婦のお客様など仕事でオンライン会議をする機会の無い方にとって、なんだかとても難しいイメージがあると思いますが、実際試してみると、これがとても簡単で本当に便利なんです。 ・オーダーキッチンってとても難しいイメージがあるけど、そもそも何から相談したらいいんだろう。。・オーダー家具は、どんなことまでできるの?・実際どのくらいの予算が必要? オーダーキッチンやオーダー家具について、知りたいこと、不安に思っていることなど、なんでもお気軽にご相談ください。 なお、オンライン相談をご希望の際は、トップページ下段にある"WEBからのお問い合わせ"からご連絡をお願いいたします。後日当社スタッフから相談日程などのご連絡させていただきます。 また、ショールームで他の打合せが無ければ、当日すぐのご対応も可能ですので、小さなお子様がいらっしゃるお客様で、お子様がお昼寝した隙にちょっと相談したい、なんてこともぜひぜひ。 それでは、みなさまからのご相談お待ちしております。

素材を生かす。 | オーダー家具

素材を生かす。

ウォーナット無垢材のみを使用して製作したTVボードとオーディオ用オープンシェルフ。 料理のことはあまり詳しくなく、ぼくの個人的なイメージですが、良い食材ほど、素材本来の旨味を生かすために、できるだけシンプルに調理した方が美味しい気がします。 それはきっと、家具も同じ。 天然木無垢材は、素材本来の力強さだけで、最高の表情が生まれるので、他に余計な手を加えずに、カタチはできるだけシンプルにする。 料理から学べることが、他にもたくさんありそうです。

経年劣化から、経年変化へ。 | いろいろ

経年劣化から、経年変化へ。

代官山にあるミナペルホネンのショップに置かれていたデイベッド。両サイドにあるボルスターには、ミナペルホネンのオリジナルファブリックが張られています。 いま進めている住宅プロジェクトのソファベンチに、ミナペルホネンのファブリックを使用する予定で、久しぶりの代官山散策も兼ねてショップに行ってきました。 ボルスターに張られている「Dop/tombourine」シリーズが、今回検討している生地。 両面モールスキンのダブルフェイス仕様で、使い込むことによって表面の糸がすり減ることにより、裏面の異なる色が現れるようにデザインされています。 ファブリックの宿命である「経年劣化」から、天然木のような「経年変化」へ。 本当に素晴らしいデザインです。

引戸の良さ。 | オーダー家具

引戸の良さ。

TVボードの中心付近、主にAV機器が入る部分の扉は、リモコン操作が行えるようにルーバー仕様やガラス仕様にしたり、赤外線リピーターを組み込んだりしますが、このTVボードでは引戸を採用しています。 引戸の最大のメリットは、開けたままでも通路の邪魔にならないところ。カップボードでも同様ですが、扉のようにすぐに閉める必要がなく、開けたままにできるのは、実際すごく便利なんです。 反対に、デメリットというほどではありませんが、引戸の構造上、正面に必ず凹凸面ができるところは少し好みの別れるところ。 個人的には引戸ならではの趣きが好きなので、これからもいろいろな引戸のバランスを模索していきたいと思います。

久しぶりにアートと触れ合う。 | いろいろ

久しぶりにアートと触れ合う。

久しぶりの展覧会に行ってきました。 写真家・石本泰博の生誕100年を記念して東京オペラシティと東京都写真美術館で同時開催されている大規模な回顧展です。 写真をはじめ、アート作品と正面から向き合うと、デトックスというわけではないけど、毎日あれこれ考えていくうちにどんどん混沌としていく頭の中が、少しスッキリする気がします。 ところで、インテリアにおけるアートの力って、じつはすごく大きくて、ただの白い壁に一枚のアート作品を飾るだけで、お部屋の空気が一変することもあります。 ぼく自身、全くアートに明るくないのでとても偉そうなことは言えませんが、、もしお部屋の雰囲気をガラッと変えたいけど、何かおすすめの方法を探しているときは、好きなアート作品とひとつ、壁に飾ってみることをオススメします。 と、まぁだいぶ話は逸れてしまいましたが、石本泰博写真展、最高の体験でした。 東京都写真美術館https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-3836.html東京オペラシティアートギャラリーhttps://www.operacity.jp/ag/exh234/

ホームページリニューアル。 | お知らせ

ホームページリニューアル。

この度、ホームページを全面リニューアルしました。 以前と比べてすっきり見やすく、お問い合わせフォームも分かりやすくなりましたので、ぜひお時間ございます時にゆっくりご覧いただけますと幸いです。 さて、ホームページの最初に掲げた「想うキッチン、はたらく家具」という言葉には、ぼくたちがつくるオーダーキッチンやオーダー家具の理想の姿が込められています。 大切な人や宝物と同じように、ずっと想い続けてもらえるようなキッチン。 使う人の呼吸に合わせて、しっかりとはたらいてくれる家具。 これからも、お客様との会話や対話を重ねながら、理想のパートナーとなるオーダーキッチンやオーダー家具を、お客様と一緒に作っていきたいと思います。

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