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手洗いも出来る玄関収納。 | オーダー家具

手洗いも出来る玄関収納。

  ぼくの経験上、センスの良いお家は、玄関まわりがとてもキレイに整理されています。 「おしゃれは足元から」ってよくいいますが、家に当てはめると「オシャレは玄関から」かもしれません。   玄関収納は、見た目はもちろんのこと、とにかく収納量が勝負です。 サイズの異なるいろいろな靴を効率よく収納する。 傘は水仕舞いのことを考えて地面に直接置けるように細工するとなお良し。 コート掛けの扉は裏面にミラーをつけて姿見に。 靴、傘、コート、姿見。 この4つが効率よく収納するのが大切なポイントです。 今回はさらに、手洗いボウルも付けました。 そういえば、ぼくも子供に「帰ってきたらまず手洗いだよ〜。」と何回も教えているので、たしかに洗面所ではなく玄関付近で手が洗えるといいですよね。 単独で手洗いカウンターを設置できればベストですが、マンションをはじめ、スペース的に難しい場合は今回みたいに玄関収納に手洗いボウルを設置するのも、一つのアイデアです。 ・主な仕様 サイズ:W1800×D500×H2300 本体:ナラ突板ウレタンクリア 内部:ポリ合板

フレームとリズム。 | いろいろ

フレームとリズム。

  銀座ソニービルの跡地に期間限定で営業している「Ginza Sony Park」のテナントサイン。 それぞれサイズもトーンも異なるんだけど、全体がとても自然に調和しているところがすごくいいカンジ。   こういうセンス、すごく好きです。  

オーダーキッチン屋がオススメするシステムキッチン | いろいろ

オーダーキッチン屋がオススメするシステムキッチン

オーダーキッチン屋さんのぼくが言うのも少し変な感じがしますが、いまのシステムキッチンはデザインと価格のバランスがとても良く、個人的にもオススメな製品がたくさんあります。 特に仕事柄、オーダー家具としてお手伝いしている新築住宅でいろいろなメーカーのシステムキッチンを見る機会があって、キレイにディスプレイされたショームームで見るのとは違う、よりリアルな側面を知ることができます。 そこで、プロの目から見て、「これならシステムキッチンでも十分良いかも!」とオススメできる製品をいくつかご紹介します。 今まさにシステムキッチンかオーダーキッチンかで迷われている方には、とても役にたつ情報だと思います。   1.ウッドワン/su:ijiシリーズ https://woodone.jp/ 何といっても一番の魅力は、扉の面材が天然無垢材を使っていて、しかも価格がとてもお手頃なところ。 正直、オーダーキッチンではとても太刀打ちできません(笑) もちろんシステムキッチンなので、箱自体の作りは少し大味ですが、無垢材扉でこの価格帯ならいいかも、と思えてしまいます。 天然木キッチンで価格を抑えたい場合のファーストチョイスです。   2.GRAFTEKT https://graftekt.jp/ オーダーキッチンで有名な「kitchenhouse」のセカンドブランドであるGRAFTEKT。 特徴は、天板を高圧メラミンにすることで、扉の面材と揃えて一体感のあるキッチンが作れるところだと思います。 ぼくらオーダーキッチン屋も高圧メラミン天板は作れますが、GRAFTEKTは独自のメラミンを取り揃えていて、なおかつ値段がビックリするくらい安いんです。 メラミン天板は日本ではあまり馴染みが少ないですが、ヨーロッパのシステムキッチンはメラミン天板が主流です。 モダンテイストでリーズナブルなシステムキッチンなら間違いなくGRAFTEKTが良いと思います。   3.サンワカンパニー/グラッド45 https://www.sanwacompany.co.jp/shop/series/S0170/ オールステンレスキッチンが好きな方は、迷わずサンワカンパニーのグラッド45シリーズをオススメします。 細部もキチンと作られていて、このクオリティでこの価格はほんとにすごいと思います。 ちなみに、仕上げは「バイブレーション」がオススメです。 一般的なヘアラインに比べてマットな質感で傷も目立ちにくく、高級感があります。   今回ご紹介しましたシステムキッチンに共通するのは、「この雰囲気で、この価格」。 まさにそこに尽きると思います。 システムキッチンで希望が叶うなら迷わずシステムキッチンを選んで、浮いた予算をダイニングテーブルとかソファなど置き家具に使うのも賢い選択です。 そして、システムキッチンでどうしても理想が叶わない場合は、オーダーキッチンで思う存分、理想を叶えましょう!  

ぼくたちが欲しかった小物。 | いろいろ

ぼくたちが欲しかった小物。

  秋に都内で小物中心の展示会があり、木工職人の友人と一緒に初めて小物作りに取り組んでいます。 テーマは、「ぼくたちが欲しかったモノ」。 普段、オーダーキッチンの提案を通じてお客様とお話していく中で、気づいたこと、ありそうでなかったモノ、あったらいいなって思うモノを中心に、ぼくたちオーダー屋ならではのアプローチで提案できたらいいな、と思っています。 昨日試作がいくつかあがってきて、早速自宅に持ち帰ってしばらく使ってみながら、これからいろいろと改善していきます。 すでに、一晩で5箇所くらい改善点が見つかりました(笑)。 いままでオリジナル製品をほとんど手がけたことがなかったので、試作作って、検証して、みたいなやりとりがすごく新鮮で楽しいです。  

おもしろ突板いろいろ。 | いろいろ

おもしろ突板いろいろ。

  ぼくらがいつもよく使うナラやウォールナットの突板は比較的流通量が多いため、普段は製作工場の近くにある旭川市内の突板屋さんから仕入れています。 品質がとてもよく、価格もお手頃で、運賃も掛からないので、とても重宝しています。 そんなオールマイティな旭川の突板屋さんですが、苦手な突板があります。 それは、あまり見かけることの少ない、独自性の高い突板です。 そして、まさに独自性の高い突板を専門に製造している突板メーカーが、大阪・八尾市にある安多化粧後合板です。 安多化粧合板ホームページ 東京にもショールームがありますが、担当者が都内出張時しかオープンしていないこともあり、なかなかタイミングが合わずお伺いすることができませんでした。 先日、進行中物件の相談で連絡したところ、ちょうど翌日から都内出帳とのことで、ようやくショールームにお伺いすることができました。   ほかにもたくさんの樹種を見せていただきましたが、どれも見たことも聞いたこともないような樹種ばかりで、名前はほとんど覚えられませんでした。。 ちなみに、樹種の名前のことでオモシロネタを一つ。 たとえば、みんなよく知っている樹種にブラックウォールナットというものがありますが、なんで「ブラック」なのかというと、単純に「ブラック」と付けた方が高級に見えるから、とのことです。 以前から「樹種の名前って適用なんだよ〜」って聞いてましたが、どうやら本当に適当みたいです(笑)。  

ステンレス天板のディテール。 | いろいろ

ステンレス天板のディテール。

  オーダーキッチンやオーダー家具の天板は、手が触れても怪我しないように必ず面取りといって角を削る作業をします。 ただ、木や石のように中まで詰まった無垢材はある程度自由に面取りができますが、ステンレスだけはそうはいきません。 なぜなら、一般的なステンレス天板は1.0mmから1.2mmほどの厚みの板を曲げて作るからです。 角を削るのではなく、曲げて角を作ります。 *ステンレスにも無垢材もありますが、いったんおいときます。 2.5Rと0.5R 冒頭の画像は、1.2mm厚のステンレスを曲げたサンプルたち。 左側が一般的なステンレス天板の曲げで、数値でいうとr=約2.5mm。 それに対して右側はできる限りエッジがたつように、特殊な技術で曲げています。 数値でいうと、r=約0.5mm。触っても怪我しない程度に、最大限ピン角にしています。 数字で比較すると、約2mmほどの差しかありませんが、2つのサンプルを見比べると、違いは歴然。 雰囲気だけでいえば、断然右側の角のほうが線がキレイに見えます。   カタチがシンプルになるほど、このような細かいディテールの積み重ねで見た目の雰囲気が大きく変わるのです。  

GW。 | プライベート

GW。

  GWに友人家族と訪れた八ヶ岳での一コマ。 左側の男の子二人がうちの子で、右側の女の子二人が友人の子です。 友人家族とは子供たちが生まれる前からの付き合いで、上の子どうしお誕生日が1ヶ月違いだったり、一緒に母親学級的な催しに参加したり、出産前に旅行に行ったり、ある意味、子供どうしも生まれる前からおともだちです。 お互いシャイな性格なので、一年ぶりの再会は最初ちょっと距離がありましたが、半日経てばもう大の仲良し。 二人が声掛け合いながら下の子たちをひっぱっていく姿が、なんとも頼もしい限りです。 最近、ようやく子供たちだけで遊ぶ時間が増えてきた気がします。 _____ 例年、GWは後半のみお休みしていましたが、今年は思い切ってたくさんお休みをいただきました。 仕事とプライベートは、比べられないくらいどちらも大事なんだけど、子供たちがどんどん成長していく姿を見ていると、この瞬間は今しかないのかなぁ、と改めて感じることができたGWでした。    

シンプルなデザインについての考察。 | Basisについて

シンプルなデザインについての考察。

  なんか、久しぶりに独り言みたいなブログを書いてみたいと思います。 シンプルなデザインについてです。   Basisのオーダー家具やオーダーキッチンは、永く使い続けていく中で飽きがこないように、できるだけシンプルなデザインになるように心がけています。 シンプルなデザインは、基本的に装飾をそぎ落とす作業なので、見た目の特徴が少ない分、おのずとどれも同じような雰囲気になっていきます。 例えば、世の中にあるシンプルなデザインのオーダーキッチンを並べてみて、「これはBasisのオーダーキッチンだね」って一目で分かることは、かなり厳しいと思います。 いろいろなメーカーと比べてどうありたい、ということではなく、単純に、「Basisらしさって何だろう」という問いです。 寝る前に、時々スマホで海外のデザインを紹介するサイトを見るのですが、シンプルなデザインの中にも、何か「らしさ」みたいなモノが感じることが時々あって、その正体は何なのか、色々仮説を立てながら考察しています。   直方体の組み合わせ オーダー家具やオーダーキッチンを因数分解すると、例外もありますが、基本的に天板や扉など「直方体」の集合体になります。 直方体はタテとヨコとタカサのバランスが変わると、見た目の印象はとても変わります。それがプロポーションです。 また、同じプロポーションの直方体でも、木とステンレスなど素材によって印象はずいぶん異なります。 そう考えると、直方体の組み合わせの数だけデザインがあって、素材も組み合わせると、その数はほぼ無数になると思います。   隠れたディテール ぼくは全然ファッションに詳しくないし、オシャレでもありませんが、なんとなくいいなって感じる洋服やカバンなどに共通するのは、見た目はシンプルだけど、たとえば生地がすごく素敵だったり、着た時にすごく体に馴染む感じだったり、ステッチがキレイだったり、裏地もすごくこだわっていたり、などなど。シンプルなデザインの中にたくさんの工夫がなされています。 つまり、ディテールをとことん突き詰めた結果、ただのシンプルだけではない、とても深みのある製品が生まれるのではないかと思っています。 そう考えると、おそらくBasisが目指すシンプルは、次の方程式で表せそうです。   Basisの目指すシンプル=プロポーション×素材×ディテール   なんだかとりとめのない文章になってしまいましたが、この仮説をもとに、「Basisらしいシンプルなデザイン」をもっともっと探していきたいと思います。  

名作椅子とともに。 | オーダー家具

名作椅子とともに。

お引越しされたばっかりの新居に、Basisのオリジナルダイニングテーブルを納品させていただきました。 Basisオリジナルダイニングテーブルの特徴は、なんといっても38mm厚の天板だと思います。それだけで十分個性が出るので、フォルムはシンプルに、ディテールを大切にしながら脚とのバランスを整えています。 椅子は、北欧の巨匠ボーエ・モーエンセンデザインの名作「J39」や、深澤直人さんの「HIROSHIMA」など、白木系を中心に、お客様のお好みでランダムにコーディネート。 テーブルが声高に主張しないので、椅子それぞれのデザインがとてもよく引き立ちます。 それにしても、名作椅子たちはどれも本当に美しいです。 そんな名作椅子たちの邪魔にならなくて、内心とてもホッとしました。 しっかりとオイルメンテナンスを施してあげれば、何十年も元気に活躍すると思うので、これから末長く名作椅子たちと仲良く活躍してほしいと思います。  

個性的な突板たち。 | いろいろ

個性的な突板たち。

左から、サテンウォールナット、レオ、ストラッセ(ガムウッド)、ゼブラウッド、トリフビーチ、オリーブ、ファムドチェリー。 現在進めているオーダーキッチンに使用する突板のサンプルたちです。 今回、インテリアがとてもシンプルで、かつキッチンサイズがW3400mmと面積が大きいため、少し特徴のある樹種で空間にアクセントをつけたいとのリクエストがあり、特殊な突板を得意とされているいくつかのメーカーから、サンプルを集めてみました。 そういえば、よくよく考えてみると、Basisのオーダーキッチンはとてもシンプルなデザインが多いので、実はこのような特徴のある樹種はダイレクトに表情が伝わる分、とても相性がいいのかもしれません。 早速お客様に見ていただいて、2つほど候補が絞られましたが、木目が特徴的な分、サンプルサイズだと全体像がいまいち掴みづらいため、後日大判サイズを取り寄せて、改めて表情を比較してみたいと思います。

カラー水栓という選択。 | いろいろ

カラー水栓という選択。

ドイツの水栓器具メーカー、GROHE(グローエ)。 シンプルなデザイン、クロームメッキの優れた質感、それでいて価格も抑え目で、Basisでもよく提案させていただいています。 そのグローエから、定番の「ESSENCE」シリーズに新たなカラーが追加されました。 追加されたカラーは、真鍮系の「クールサンライズ」と、スチール黒皮系の「ハードグラファイト」の2色。 キッチンのハンドルやソファ脚などの金物に、ここ数年真鍮やスチール黒皮がとても増えていて、どうやら水栓器具にもその流れがきているみたいです。 個人的には、「ハードグラファイト」のマット仕上げがすごくいい感じで、少し水垢が目立たないか気になるものの、今まで白いボウルとシルバーの水栓器具の組み合わせが一般的だった洗面まわりの雰囲気を一新させる力があると思います。 今後、コッパー色も追加される予定。これもまたすごくいいんです! 表参道にショールームがあるので、気になる方はぜひ実物をご覧になってみてください。 グローエショールームhttps://www.grohe.co.jp/company/showroom/ 先日参加させていただいたキッチンセミナーでもテーマに上がっていましたが、数年後にはカラー水栓という選択肢がスタンダードになる可能性が高いので、グローエをはじめ、各メーカーのこれからの展開がとても楽しみです。

自由な家具。 | オーダー家具

自由な家具。

ウォールナット無垢材をフレーム組みにして、フロストガラスを落とし込んだだけの、とてもシンプルなTVボード。 このシェルフ型の家具はとても便利で、TVとデッキを置けばTVボードに、グリーンや小物、本などを並べればリビングシェルフに様変わり。 構造がシンプルであればあるほど、たくさんの可能性が生まれます。 そして、可能性が多いほど、年を重ねるごとに用途を変えながら、ずっと永く使っていただける気がします。 もはや、呼び名はたいした意味もなく、ただ「自由な家具」であること。 そんな、自由なオーダー家具を提案できるように、もっともっとがんばります。

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