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2022年。 | いろいろ

2022年。

2022年も無事終えることができました。 毎年年末の大掃除に、ショールームに展示している無垢材のダイニングテーブルのオイルメンテナンスを行っていますが、サンドペーパーで天板をサンディングしながら、今年一年間このテーブルでお客様と交わしたいろいろなお話しを思い出しました。 2022年、ご一緒させていただきましたすべてのお客様へ。 Basisを頼っていただいて本当にありがとうございます。 2022年、ご一緒させていただきましたすべての取引先様へ。 Basisを助けていただいて本当にありがとうございます。 みなさまにとって、2023年も良い年になりますように。

システムキッチンを、上手に活かす。 | オーダーキッチン

システムキッチンを、上手に活かす。

国内メーカーのシステムキッチンと、天然木のカウンターを組み合わせたアイランドキッチンです。 このシステムキッチンではありませんが、「パナソニック製のトリプルワイドIHやトリプルワイドガスを採用したフルオーダーキッチンをつくりたい」というご相談をいただくことが時々あります。https://sumai.panasonic.jp/kitchen/concept/detail.php?id=Triple 基本的に国内に流通している設備機器は全て取扱可能ですが、パナソニック製トリプルワイドIHやトリプルワイドガスは、例外としてパナソニックのシステムキッチンでしか使用ができません。この製品、本当によく考えられていて、他の設備機器同様に単品販売したら、めちゃめちゃ売れると思います。なので、パナソニックキッチン専用にする気持ちは、ビジネス的にとてもよく分かる気がします。 そこで、1つの解決方法としてご提案するのが、システムキッチンを囲うような形でオリジナルのカウンターをつくるという方法です。 ポイントは、できるだけカウンターの高さをキッチンに近づけるところ。天板どうしの高さが近いほど、全体の一体感が生まれて、よりフルオーダーキッチンのような雰囲気になります。 アイランドスタイルだけではなく、片面を壁に隣接したペニンシュラタイプでも実現可能ですので、パナソニック製トリプルワイドIHやトリプルワイドガスを使ってオリジナルのキッチンをつくりたい方に、とてもおすすめです。

ソファカバーの縫製について。 | オーダー家具

ソファカバーの縫製について。

リビングとダイニングの段差を生かして製作したベンチソファです。 ベンチソファを設計するときのポイントのひとつに、クッションカバーの縫製方法があります。 同じカタチのクッションでも、ステッチの種類や方向、またパイピングなど縫製方法によって、見た目の印象がとても変わります。 正面向かって縦方向のステッチは、少し柔らかい印象をもたせたい時に。 正面にステッチラインが見えないので、座るたびに少しずつ生じるカバーのずれを目立ちにくくする効果があります。(カバーのステッチラインと内部ウレタンのコーナーラインがずれてくると、カバーのずれが目立ちます。) また、横ステッチに比べて縦ステッチは少しカジュアルな雰囲気になるので、内部ウレタンの角アールも大きめにとってバランスをとることが多いです。 一方、正面向かって横方向のステッチは、水平ラインが強調されてスッキリ見えるので、主にスッキリモダンな雰囲気にしたい時によく採用します。 正面のステッチラインをキレイにみせるために、なるべく角のアールを小さくするのがポイントです。 他にも、細い芯材を生地でカバーしたものを角につけるパイピングや、生地どうしをつまんでステッチをかける縫製など、クッションカバーはいろいろな縫製方法があり、木工とはまた異なる、とても奥が深くて面白い世界があります。

小さな工夫の積み重ね。 | オーダー家具

小さな工夫の積み重ね。

ホワイトオーク突板の木天板と、淡いウォームグレー色のメラミン化粧板を組み合わせた、とてもシンプルなカップボードです。 天板にたっぷり厚みを持たせ、扉をできるだけ床ギリギリまで伸ばすことで、意外とありそうで無い家具の雰囲気を出せたらいいなと思って作りました。 ほんのちょっとした工夫ですが、シンプルなフォルムだからこそ、細かい部分へのこだわりを積み重ねることで、ただシンプルなだけではない、深みのある製品になれたらいいなって思います。

楕円の魅力。 | オーダー家具

楕円の魅力。

楕円のテーブルには、ふしぎな魅力があります。 横に並んで座れる長方形の良さも、人数を限定せずに囲める丸の良さも兼ね備えた、マルチな機能性。 そして、簡単には描けない、楕円そのものの曲線が、空間に心地よいリズムをつくります。 ちなみに楕円の中には、しゅっとした楕円から、ふっくらした楕円まで、弧の組み合わせ次第でいろいろなカタチがあります。 楕円テーブルの代名詞であるフリッツハンセン社のスーパー楕円テーブルは、ふっくら型の楕円。https://fritzhansen.com/ja-JP/products/Tables/b613_superelliptical_table 最近だと、HIROSHIMAチェアで有名な深澤直人さんデザインのRoundishテーブルは、長方形に近く、両端が少ししゅっとした楕円です。http://www.maruni.com/jp/list/list-detail?lp=1010-34-0000 冒頭の写真は、以前製作しました折りたたみ式の楕円ローテーブルです。こちらは、比較的しゅっとした楕円です。 長方形や丸に比べて楕円テーブルの数はまだまだ少なくて、あまり馴染みが薄いかもしれませんが、もしダイニングテーブルのカタチで悩まれていたら、楕円という選択肢もすごくオススメです。

セラミックキッチン | いろいろ

セラミックキッチン

先日、キッチン天板でよく使用するクォーツの「サイルストーン」や、セラミックの「デクトン」を取り扱っているコンセンティーノジャパン様のショールームにお邪魔してきました。 いつもお世話になっている営業ご担当者様にご案内いただきながら各展示をじっくり見学して、最後にライブキッチンの展示がある地下フロアに入った瞬間、目に飛び込んできたのが、約4メートルのアイランドキッチン。 天板、サイドパネル、フロントパネルすべてセラミックのデクトンで覆われていて、しかもコーナーは小口の線がでない3方留め仕様。 当社でもよくお問い合わせをいただく仕様ですが、どうしてもコストがかなりかかるため、なかなか実現には至っておりませんが、今回初めて製作事例を拝見することができました。 もう、すごい迫力!まさにデクトンの塊。サイズがかなり大きいため、天板・フロントパネルそれぞれ2枚ずつ貼り合わせおりますが、しっかり柄を通しているため、つなぎ目がほとんど気になりません。ちなみに、搬入経路さえ問題なければ、3メートルまでは1枚で製作可能です。 ご興味ある方は、ぜひ表参道にあるコンセンティーノショールームで実物をご覧になってください! コンセンティーノショールームhttp://www.cosentino.jp/informations/showroom

キッチン天板を選ぶ。 | いろいろ

キッチン天板を選ぶ。

オーダーキッチンの天板選びについて、主に3つの目的に合わせて、オススメの天板をご紹介します。 目的その1:とにかく汚れや傷に強いもの キッチンは永く使うものなので、できる限り汚れや傷に強い素材で選びたいところです。そんな方には、現時点で一番汚れや傷に強いと言われているセラミックストーンがおすすめです。 特に黒色など、他の天板素材では汚れや傷などが目立つため敬遠されてきた濃色系も、セラミックなら安心してお選びいただけると思います。 DEKTONhttp://www.cosentino.jp/dekton 目的その2:天板とシンクをシームレスに。 キッチン天板で一番掃除が大変なところが天板とシンクのつなぎ目。天板と一体型になったシームレスシンクはとてもお手入れがしやすく、見た目もスッキリするので、メンテナンス重視の方にとても人気があります。 主な選択肢は、ステンレスか人工大理石の2種類ですが、人工大理石は熱湯にとても弱いため、個人的にはステンレスがおすすめです。 目的その3:キッチン全体を同じ素材で。 天板と扉など、キッチン全体を同じ素材で作りたい場合、先にご紹介しましたセラミックやステンレスでも可能ですが、コストパフォーマンスのことを考えると、メラミン化粧板がおすすめです。 メラミン化粧板は傷や汚れに強く、また木目調から石目調まで豊富な柄からお選びいただけるため、特にヨーロッパではメラミンキッチンがスタンダードみたいです。 AICA メラミン化粧板http://www.aica.co.jp/products/veneer/melamine/

パズルのようなTVボード。 | オーダー家具

パズルのようなTVボード。

お部屋の形に合わせて自由自在にレイアウトできるところがオーダー家具の魅力の一つですが、このTVボードはまさに自由自在にレイアウトしたオーダー家具ならではの事例です。 お客様からのご要望は、主に3つ。・TVを斜めに置いて観れるように、奥行をたっぷりに。・壁の隙間を利用して無駄なく収納として使い切りたい。・上側に一部ディスプレイ用の収納スペースが欲しい。 お部屋のレイアウト上、TVボードの斜め前にソファを置くことになるため、TVボードの奥行きをいつもよりぐっと深くしてTVを斜めに設置。ただ、奥行きが深すぎると奥のモノが取り出せなくなってしまうため、天板の奥側を一部上から開けるように細工をしています。 次に壁が引っ込んでいるスペースは、ちょうどCDが収納できるぐらいの奥行きがとれそうでしたので、プッシュ扉の可動棚収納として利用。TVの後ろになるので、普段使いというよりはストック的な場所になります。 上部は飾り棚として使うために、目線の高さにガラス框扉を設置して、その上を交差するようにもうひとつの収納箱を乗せて完成です。 プラン中はパズルのようにいろいろな組み合わせを検討しましたが、結果的にお部屋の形に合わせてちょうどいいボリューム感に納まりました。

ツートーンは異なる素材どうしで。 | オーダー家具

ツートーンは異なる素材どうしで。

ホワイトオークの天板に、ダークグレーの扉を合わせたツートーン仕様のTVボードです。 ホワイトオークのみ、もしくはダークグレーのみでカラーをまとめるのがスタンダードですが、天板と扉面材を異なる色で組みあわせるツートーン仕様は、床材がフローリングでもタイルでも合わせやすく、また家具単体としての個性もでるので、個人的にとてもお勧めです。 ちなみに、ツートーン仕様のポイントは、天然木と単色塗装や、石と天然木など、異なる素材どうしを組みあわせるところ。同じ素材で色違いの組み合わせは、一歩間違えるとお部屋全体の調和に影響するため、慎重に検討したいところです。

Basisがおすすめな方について。 | Basisについて

Basisがおすすめな方について。

よく、設計事務所のお客様から「Basisをおすすめしやすいお客様ってどんなタイプですか?」と聞かれることがあります。 「シンプルなデザインがお好きな方」だったり、「天然木がお好きな方」だったり、見た目的な部分もありますが、普段お客様と打合せをしながら感じるのは、「具体的に叶えたいアイデアもしくはイメージをお持ちの方」が一番おすすめなのかなぁと思います。 ぼくたちは、もともとオーダー家具屋としてスタートしているので、キッチンや造作家具などの箱物だけでなく、ソファやテーブル・椅子など製作にとても技術が必要な置家具も得意です。また、扱う素材も天然木をはじめ、金物やファブリックまで、国内で手に入るものであればたぶんほぼ大丈夫だと思います。 つまり、「これはできません」っていうことがほとんどありません。 でもこれっていいことだけではなくて、なんでもカタチになるということはそれだけ選択肢が多すぎて、お客様にとってもお選びいただく負担が増えることにもつながるし、迷子になったらとても大変です。 具体的に叶えたいアイデアもしくはイメージは、オーダーキッチンやオーダー家具を計画する上でのとても大きな「道しるべ」になります。 最初はまだ漠然としたイメージしか無くても大丈夫です。 ぼくたちがお話を聞きながらお客様がまだ気づいていない「アイデアのかけら」を集めて、お客様にとっての「道しるべ」となる具体的なアイデアやイメージを、一緒に探していきたいと思います。 そして、具体的なアイデアやイメージが見つかれば、そこから先、製品がカタチになるまでの打合せが、とっても楽しくなると思います。

布団貼りのヘッドボード。 | オーダー家具

布団貼りのヘッドボード。

床から天井まで壁一面にヘッドボードをつくりました。 一般的に「布団貼り」といわれるファブリックパネルですが、ミシンだけで山なりを作ったり、ボタンをつけてチェスターフィールド風にしたり、といろいろな表現方法があります。 このヘッドボードは、ピースごとに一つ一つクッションをつくって、木フレームの中に嵌め込むタイプ。独立したクッションならではの陰影が生まれて、ほどよい重厚感がとてもいい感じです。 ちなみに、生地はベルギーメーカーのビニールレザーを採用。絶妙な色味にしっとりした手触りで、すごく素敵な生地でした。

はじめての回転テーブル。 | オーダー家具

はじめての回転テーブル。

天板が360度回転するサイドテーブルです。 いままで天板が伸縮するダイニングテーブルの製作経験はありますが、天板が回転するサイドテーブルは初めての経験です。 そもそも製作のご依頼をお請けしてよいものか、いつもスチール脚など金物系の製品を製作していただいている金物製作所に相談したところ、過去に何度か製作実績があるとのことで、天板が回転するための基本的な機構から注意するポイントまで、いろいろ親切に教えてくださいました。おかげさまで、とっても素敵なサイドテーブルが出来上がりました。 旭川にある木工製作所をはじめ、ぼくたちがいつもお世話になっているつくり手のみなさまは、モノづくりのレベルがとても高く、またみんな親切でとっても優しい方ばかり。 ぼくたちは自社工場をもたない、いわいるファブレスメーカーなので、製品のデザインを考えることはできても、自分たちの手で実際にカタチにすることはできません。 お客様はもちろんのこと、つくり手のみなさまにも喜んでいただける。そんなモノづくりを、これからもひとつひとつ丁寧に取り組んでいきたいと思います。

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